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大学に入学しても、何もせずにいた自分に周囲がやってくれたこと

(前回までのあらすじ)
私は入試に合格したすべての大学を入学辞退し、浪人するつもりだったが、周囲の圧力で、渋々、入学手続きし、親の金でワンルームマンションを借りてもらい、遠方の地方国立医学部に入学した。

大学には受かっても入りたくないキモチ|inoueakihiro (note.com)

入学しても大学に行かず、食って寝るだけで、週末に実家に帰ってくるだけのボンクラ男を周囲は心配してくれて、様々なことをしてくれた。

「君、パソコンが好きなんだよね?大学に行きたくないんだったら、あちらで電算機専門学校に通って、ダブルスクールしてみたらどう?きっと楽しいぞ」(父の知人の開業医)

「毎週、こっちに帰ってくるなら、ついでに自動車学校に通ったらどうか?金は出すぞ」(父)

「君の入学した大学って俺の母校なんだよ。同窓会の会誌持ってきた。読んでみてよ」(父の知人の開業医)

「バイトとかしてみたらどうか」(父)
金に不自由していなかった自分は、もちろん、そんなことはしなかった。

「あなた、長期欠席者なので、連絡とってみました。こちらに来て面談してください」(大学職員)
「すでに下宿引き払っているんですけど、そちらに宿取ってまで行かないといけないですか?大学辞める予定なんですが、後期学費って払わないと退学できないんですか?払わないままで放置したら、退学処分になるから、それでいいんじゃないですか?」
「払ってくれないと困ります。あなた、今の大学辞めてどうするんですか?」
「さあ、わからないです」

これだけの助言や支援があったのに、自分は聞く耳持たず、何もせず、ただ退学手続きをしてしまったのである。親に後期分の学費は払わせた。この時点(高卒後9ヶ月)で、すでに200万円消費している。

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