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デザイナーインタビュー:ルオのキャリア

デザイナーインタビューでは、マネーフォワードで働くデザイナーのこれまでのキャリアや仕事に関するお話を伺います。

ルオさんはマネーフォワードビジネスカンパニーに所属し、クラウド確定申告のデザインを担当しています。

台湾生まれのルオさんは、学生時代に佐藤可士和さんの作品に衝撃を受けて、日本で働くことを決意しました。所持金30万円で来日、貧乏に耐えながら夢を叶えるために努力する彼女の話に感動しました。

ルオ(チン ルオウェイ)
台湾・台北出身。学生時代に佐藤可士和さんの作品を見て衝撃を受け、好きなデザイナーと同じ空気を吸いたいという想いから日本で働くことを決意。
2017年から日本のBtoB SaaS系企業数社でグラフィックデザインやUIデザインに従事する。
2011〜2015 台湾の大学でメディアデザインを専攻
2015〜2017 政府向け防災システムを開発する企業に入社
2017夏 ワーキングホリデービザで来日
2017〜2019 BtoB SaaSベンチャー企業W社
2019〜2020 BtoB SaaSベンチャー企業A社
2020/09〜 マネーフォワードに入社

大学時代に学んでいたことを教えてください

グラフィックデザインとショートフィルムを学ぶ
大学ではメディアデザイン学科に在籍しました。グラフィックデザイン、ショートフィルム、3D、HTMLコーディングを学ぶことができました。私はその中からグラフィックデザイン、ショートフィルムを学びました。

はじめて就職した会社について教えてください

デザイン+バックオフィス+ユーザーサポート
大学在学中、先生に政府向けの防災システムを開発する企業を紹介して頂きました。UIデザインの経験はありませんでしたが、雑用をしながら勉強ができる環境だと伺ったため、紹介して頂いた企業で働くことにしました。

社員数9名程度の会社で、自分とPO以外はエンジニアでした。
私はデザインだけでなく、総務や給料計算などのバックオフィス業務や、ユーザーサポートなどを担当しました。

あまりPCに詳しくないお客様が多く、ブラウザの開き方から教えることも多々ありました。正直、仕事は面白くなかったです笑

高速道路の通報システムや水没監視システムのデザイン
政府向けの防災システムには、地方向けと中央向けのシステムがあり、地方向けのシステムを担当していました。
地方向けのシステムと言っても色々あるのですが、一例として、高速道路の通報システムと水没監視システムに携わっていました。
高速道路の通報システムは、高速道路上に大きなゴミがあった時、高速道路局に通報するアプリです。
水没監視システムは、雨の降る地域にカメラなどを設置して水没してないかの監視をしたりするサービスです。
私はPCやスマホのUIデザインを担当していました。

なぜ日本で働こうと思ったのですか?

佐藤可士和さんの衝撃
学生時代に佐藤可士和さんの作品に衝撃を受け、いつか好きなデザイナーと同じ空気を吸いたいと考えていました。
大学卒業後すぐに日本で働きたかったのですが、貯金が無かったため、お金を貯めてから日本に行くことにしました。
日本語は隔週2時間程度のペースで、日本語の1on1レッスンを受けていました。

30万円を持って来日
来日した時の所持金は、大体30万円くらいです笑
台湾で働いていた時の給料が高くなかったため、なかなかお金が貯まりませんでした。自分の貯金が20万円、母に10万円を借りました。(お金は返しました💸)

来日して最初にしたことはなんですか?

家探しと職探し
2017年の夏、ワーキングホリデーを活用して来日しました。
最初にしたことは、在日台湾人グループから家を紹介して頂いたり、仕事を探したりしました。

最初に住んだ場所は大家さんの家です。大家さんが出張でほとんど家にいなかったため、ほぼ一人暮らしでしたが。。。

まかないで耐える日々
日本に来て2〜3週間経った頃、カレー屋でアルバイトを始めました。
その頃、家賃などの支払いで、すでに所持金の半分以上が無くなっていました。
アルバイト代が働き始めてから2ヶ月経たないと入金されないため、本当にお金がない時は、1日の食事がまかないのカレーだけだった時もありました。

本当に辛くて、お母さんに電話して「もう帰りたい...」と泣いていました。
ただ、航空券が高くて買えなかったため、帰ることができませんでした笑

デザイナーとしての仕事を見つける
カレー屋でアルバイトをしながら、デザインの仕事を探しました。
探し始めて3ヶ月経った頃、B2BベンチャーのW社にインターンとして入社することができました。最初の頃は、週2カレー屋、週3ベンチャーという形で半年くらい働きました。

W社でどんな仕事をしていましたか?

グラフィック+UI
B2BベンチャーのW社は、フランス、アメリカなどの外国人が社員の半分を占めていました。開発チームの会話は基本的に英語です。日本語が話せない人もいました。

私はインターンから仕事を始めて、途中で正社員になりました。
インターンの頃は、バナーやパンフレット、展示会などのグラフィックデザイン系の仕事を沢山つくりました。
正社員になってからは、UIも手掛けるようになりました。

リードデザイナーから学んだこと
その会社にいたデザイナーは、リードデザイナーと私の2名だけです。
リードデザイナーがつくる展示会のグラフィック、イラスト、バナー、UIなど、すべてのセンスが良くて仕事が早い!「こんな人いるんだ!」と感動しました。リードデザイナーからは、UIの作り方、印刷物の作り方、日本語など、色々教わりました。

次の会社に進んだ理由
リードデザイナーが会社を辞めた影響もあり、私の仕事の大半が展示会のグラフィックデザイン業務になっていました。
グラフィックとUI、どちらでキャリアを伸ばしたいか自問自答し、UIがやりたいという想いが強くなっていました。その時に、次に転職するA社からスカウトメールが届き、転職を決意しました。

A社でどんな仕事をしていましたか?

スクラム開発に参加する
BtoB SaaSベンチャー企業A社に就職しました。バックエンド系の難易度が高く、エンジニアとのコミュニケーションがとても多い会社でした。

特に勉強になったのは、スクラム開発に参加できたことです。
前職W社でもスクラム開発を取り入れていましたが、デザイナーはスクラム開発に入っていませんでした。A社では、デザイナーもチケットにストーリーポイントをつけ、スクラムチームの一員として仕事ができました。スクラムマスターがいることも新鮮でした。

この会社でプロダクトのUIデザインを担当していましたが、コロナの影響で開発していたプロダクトにストップとなり、転職することにしました。

マネーフォワードを受けた理由は?

MEのユーザーだったから
マネーフォワード MEユーザーだったため、マネーフォワードに対する好感度がもともと高かったです。選考が難しそうなイメージがあったので、最初は候補に入れていなかったのですが、エージェントが背中を押してくれたこともあり、応募しました。

マネフォに入社してどうでしたか?

外国人社員へのフォローが好印象
みんな優しい人たちばかりです。外国人の社員へのフォローも好印象でした。
私は活用していないですが、日本語を教える1on1制度があったり、ベトナム支社があったりするなど外国人にも優しい会社だと思っています。

楽しく働けていますか?

成長しやすい環境
こんな人間になりたいと思える人が多くて、成長しやすい環境だと思っています。
例えば、確定申告のPOは、性格が優しくて、喋り方もステキで、仕事をバリバリこなしている姿に憧れています。
デザイナーのまつこさんは、考えていることを整理して話しているところや穏やかな印象に憧れます。

今後やりたいこと
現在はPC版のデザインを担当していますが、今後はアプリのデザインもやってみたいです!

さいごに

ここまで読んでいただきありがとうございます。
もっと聞きたいこと、ご質問やご意見がありましたら気軽に声をかけて頂けると嬉しいです。

マネーフォワードではデザイナーを大募集中です!
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