ヴィシヴァンカの日

本日5月第3木曜日はヴィシヴァンカの日です。
ウクライナの祝祭日であり、2006年経済学や国際学の学生らが企画したイベントでしたが国民にまで浸透している日です。

ウクライナの民族衣装ヴィシヴァンカ(ソロチカ)のパターン編を!

まずはメンズシャツの方を。近年男性だけでなく女性にもたまに着用されています。
女性ものと比較して首元にも刺繍が入ります。

※ちなみに画像ではU字部分を生地ロス箇所の青色にしてありますが切り込みだけでオッケーで実際は捨てません。
幅70cmほどのホームスパンリネンで
用尺の計算は着丈×4倍

直径28~33cmのくり抜き穴を作り、スリットを前身頃中心に切り込みます。

あと直線部分は縦も横も地の目に沿ってきれいに裁断したほうが刺繍をするときに良いです。生地端なら耳を切らずに上手く利用するのが良いですね。




こちらは女性もののソロチカ。
身頃の生地幅が足りなければ継ぎ足します。継ぎ足しについてはちょうどCFで継ぎ足さなくても大丈夫です。
上手くスモッキングのギャザーで隠れます。首元のスモッキング分量は4~5倍ほど、仕上がりの首回りサイズに合わせて調整されています。
地域や各家庭による仕立ての違いが大きいのでこれはパターンの一例になっています。カフスや襟裏布の表示などは省略しています。

ウクライナ翻訳では脇下マチのことを「ツバメ」や
身頃マチのことを「厚切りポテト」と訳されてしまい
マイナー言語の壁を感じます。「とんがりコーン」もありました(笑)

本日はここまでで…!



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