見出し画像

『武器ではなく命の水をおくりたい 中村哲医師の生き方』 本書を企画し、出版した宮田律氏には心から敬意を表したい(環境研究)

 宮田律氏が書かれたこの本を読んでみた。
 次男の剛くんの話が出てこないので、補足したい。
 中村医師には5人の子供がいたが、次男の剛くんは難病(脳の腫瘍)によって10歳でなくなっている。(中村医師の専門は脳神経)
 その剛くんは、お父さんがアフガニスタンから帰ると、四肢の麻痺で体を動かせないにも関わらず、父の顔を見て「お帰りなさい!」と明るく目を輝かせたそうだ。2002年12月、病状が悪化したとき、剛くんは「人間は、いっぺんは死ぬから」と言って、逆に家族を慰めた、とブログにある。

 そして中村医師は、剛くんの死に接し、「アフガニスタンでの空爆と飢餓で犠牲になった子の親たちの気持ちが、いっそう分かるようになった」と。

 この本に出てくる難しい漢字にはすべてフリガナがふってある。
 本書を企画し、出版した宮田律氏には心から敬意を表したい。

Creative Organized Technology をグローバルなものに育てていきたいと思っています。