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『スモール イズ ビューティフル』人間は小さいものである。だからこそ、小さいことはすばらしい(人間学)

 参考文献に入れたこともあり、改めて、E.F.シュマッハーを読み直してみた。新たな発見がいくつかあった。たとえば、宇沢弘文氏は、社会共通資本を、自然環境(大気、水、森林、河川など)、社会的インフラストラクチャー(道路、交通機関、上下水道など)、制度資本(教育、医療、金融など)という3つの範疇にわけて考えているが、同じ経済学者であるシュマッハーは、「化石燃料」と「自然の許容限度」と「人間性」にわけている。人間性を社会共通資本ととらえているためか、教育を、土地、工業資源、原子力、技術などの資源と同列に比較し、最大の資源としている。

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