再構築ならず

一度、ご破算になった人間関係は修復できないことはよく知っている。

結局、主治医との関係再構築はできなかった。
今は新たな主治医を探さねば。目星はついている。

今はこのことを非常に残念だなーと思っている。だけど、それなりのことを主治医にしたし、それなりに主治医に今まで言われてきたし、関係再構築を求めにいった際の、主治医の淡々とした話しぶりを聞いて
「ああ、関係修復は無理なんだなー」
って切々と感じた。

主治医と私の付き合いは24年になる。
15歳で精神科にかかって以来、5年のブランクはあったが、それ以外の時期はいつも診てもらっていた。
主治医はいわば私にとって第二の母のような存在だ。
主治医と患者の関係を超えて依存していた。
そのことに言及した、主治医の言い分もよくわかる。
なんでも主治医が解決してくれると思って、夫婦の問題や仕事の悩みを主治医に
丸投げにしていた。そこは反省。
もっと自分の頭で考えて、自分の力で解決しないと。

事情を報告したケアマネさんには
「卒業の時期だね」
と言われ、確かに主治医の方が年上だから、いつかは卒業が来るなとは考えていたが、このタイミングかーと思う。
残念だけど、致し方なし。覆水盆に返らず。

同病のネットで知り合った友人に主治医との関係を聞いたら
「ベッタリしていない。タンパクな関係」
といった趣旨のことを話していて、やっぱり普通はそうなのかぁと思った。
私が今までの主治医に頼り切りになり、依存しすぎていたな。

次の主治医とは距離感を見誤らないようにしなきゃ。
自分で立っていける強さを持たなきゃ。

人を失うのはダメージが大きい。
付き合いも長いなら、なおのこと。
今まで人間関係の失敗を繰り返してきて、カウンセリングにも通っていたのにね。
反省が活かされなかった。誠に悲しい。

だけど、私が強くならなきゃね。

今まで喧嘩別れしてきた人には恨みつらみを感じていたが、今回の主治医との別離は違う感覚がつきまとう。
素直に感謝の念も出たし、残念だけど、仕方ないことだと受け入れた。

別れは人を強くする。

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