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どうやってイノベーティブな思考を育むか?

「こどもイノベーター塾」の「ミッション4:失敗の裏に隠された謎をあぶりだせ」に、集まってくれた小学生のみなさんと一緒に挑戦しました。

人であれば、誰もが失敗をします。
千円札の肖像画にもなっている、野口英世。
こんなレベルの偉人にも、なかなか笑えるエピソードがあります。

要約するとこんな感じです。
将来を期待されていた野口英世は、周囲の人からの出資を得て、要はお金を借りてアメリカ留学をすることになりました。
調達資金は今の金額でいうと約1000万円。
アメリカへの出発も迫ってきたころです。友人を何十人か集めて、いわゆる壮行会のようなパーティー(どんちゃん騒ぎ)をしたんですね。
ところが、羽目を外しすぎてしまい、お金を使い込んでしまったのです。
その額960万円。手元に残ったのが、わずか40万円。

これじゃあ、留学できませんよ!!!

さて、「子どもイノベーター塾」ですから、イノベーティブな考え方ができるようになってもらいたいと思っています。

一体何がいけなかったんだろう? と聞けば
・使いすぎちゃった
・パーティーをしなければよかった
みたいな意見が当然のように出てきます。でも、これがわかっても
イノベーティブではありません。

お金はもう使っちゃったのだけど、どうしたら良いだろう? と聞けば
・働いてコツコツためる
・謝って、友人からパーティー費用を出してもらうお願いをする
とか出てきます。これも、イノベーティブではありません。

コツコツためていたら、何年もかかるかもしれませんし、
費用を出してくれといっても、そう簡単に友人が「いいよ」と言ってくれるとは限りません。

本来は、アメリカに留学して、専門的な勉強をしたかったわけです。
でも、お金はない。
でも、入学には間に合わせたい。
「さて、留学を実現するには、どうしたらよいでしょう?」

ここで、「普通」の考え方の殻を破って、よりクリエイティブに考えるように促していきます。

そうしたら、ある子がいいました。
「もう一回、盛大にパーティをしたらいい!
 その時は、ジュースを1杯、1000円とかにして
    お金がたまるようにするの」

この方法ならば
・謝らなくてよい
・何年もかからずに、資金が集められるかもしれない
・より多くの人に応援してもらえる
・誰もいやな気持ちにならない
・野口英世も、アメリカに行った後にますます頑張るようになる
とプラスのこともたくさんありそうです。

パーティで失敗したのに、さらに大きなパーティを開くという発想が
斬新ですよね。

私自身も想定していなかった、驚きのアイディアでした。

こうやって「子どもイノベーター」が育っていきます。

体験会などのお問い合わせは随時受け付けております。
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https://www.kodomo-innovator.com/
体験会申込みはHPまで

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