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みんなの成長(ゆきりん/8)

先日、鳥取県江府町で中学生議会があり、中学生たちがイノチャレ!で考えたアイデアを発表した。イノチャレ!はinnovationGOとは違い、地域の中学生をメインとしたプログラムである。私はこのプログラムでのみんなの成長に、パワーを少し分けてもらった気がした。

まず、今までのプログラムでの生徒の様子は、アイデアを一生懸命考えてくれていたが、発表では少し自信がなさそうに話していた。

しかし、今回の中学生議会での発表は違った。自分たちのアイデアを実現可能なものにしたい!という想いがとても伝わってきた。作った資料は見ずに、真っ直ぐな視線でアイデアの説明やスキットをこなす。議会への質問も現実性の高いものであり、議長の方々も関心の目を向けていた。ここまで素晴らしい発表にするには、相当な練習やアイデアへの想いがあったのだろうと感じた。

中学生議会後の修了式にて、自分に対してのつくりたい未来のイノベーションシートを書いてもらった。そして、このプログラムで最後となる私とのメンタリングを行った。

ある男の子は、「今まで自分は声が小さくて、自分に自信をもてていなかった、これからは大きな声でハキハキとできるようにしたい。」といった未来を持ってきてくれた。

その子はプログラムでいつも物静かな方であったが、中学生議会での堂々とした姿を見て、まさにありたい未来に向かって、すでに大きな成長をしているのだと感じることができた。

また、他の生徒は、「今までは自分のことしか考えていなかった、これからは人に何かをすることで、自分に返ってくるような人になりたい」という未来を持ってきてくれた。

これは、活動を通して、自分事ではなく、江府町のために何か出来ることはないかと考えることで、気づけた思考であり、それが自分のためになったということを聞いて、とても嬉しく感じた。

今回イノチャレ!に挑んでくれた生徒はみんな中学3年の受験生でもある。

本番に向けて一生懸命に頑張る姿をみて、必ず受験という山を乗り越えることが出来るだろうと感じた。そして、このプログラムで描いた自分の未来を忘れずに、これからも頑張って欲しいと思った。


ゆきりん


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