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進むべき道を示す事が、目的達成の第一歩!

皆さんこんにちは。
組織改革推進チームNEXT5の内呂でございます。

前回の記事では、時代の変化に対応できる強い組織を作るポイントとして、アメリカの経営学者チェスター・バーナードが提唱した組織の3要素についてお話いたしました。

今回は3要素のひとつである「共通目的」についてお話いたします。
結論から先にお話しすると、3要素の中でも組織を強化する際に最優先で考えるべき事がこの「共通目的」だと考えています。

組織の共通目的

このブログをご覧になっている皆さんは、組織のリーダーである経営者や中間管理職の方、その人達を支援する士業の方など様々かと思いますが、
皆さんも、現在勤めている(経営している)会社はもちろん、学生時代の部活動やサークルなど、過去~現在にかけて色々な組織に所属していた経験があるのではないでしょうか。

思い出話で恐縮ですが、私は高校時代仲間とバンド活動をしており、当時は数ヶ月に一度行うライブに向け、週末はスタジオに集まりメンバーとの練習を行い、平日は夜遅くまでギターの自主練習に励んでいました。

ちなみに最近はほとんどギターにふれる事はなく、自宅にあるギターはリビングのオブジェと化し、時折2歳半の息子のおもちゃとして出番がある程度です…

私がギターを始めた90年代後半はバンドブームで、当時中学生だった私は、「目立ちたい!女の子にモテたい!好きなバンドのようになりたい!」という想いで仲間を誘いバンドを始めました。

プロを目指している!などと言うほどの活動は行っておりませんでしたが、バンドメンバーと練習の日々、次回演奏する曲や、演出の打ち合わせ、そして最高潮に盛り上がるライブと、有意義な時間を過ごすことが出来たのも、「カッコ良い姿を披露して女の子にモテたい!」、「当時好きだったL’Arc~en~CielやX JAPANのようなバンドになりたい」という共通の目的をメンバーと共有できていたからかと思います。

私のバンドのように初めから共通の想いを持っていれば、同じ方向を向いて進んでいく事を当たり前に感じますが、やはりメンバー(会社でいえば社員)の人数が増えるほど、価値観・考え方も様々であり、組織のベクトルを合わせることが難しくなるからこそ「共通目的」を大切にする必要があります。

理念・ビジョンとは

会社として考えれば、共通目的とは理念・ビジョンという言葉があてはまります。

【理念】とは、会社の根本的な存在意義であり、会社経営を行う目的といえるものです。
【ビジョン】とは、目指したい会社の将来像であり、会社の中長期的な目標と考えるが分かりやすいかと思います。

先ほどの私のバンド活動に当てはめると
【理念】⇒ 多くの人(特に女性)を魅了し、憧れの存在となる!
【ビジョン】⇒ ラルクのようスタイリッシュで、X JAPANのようなユニゾンギターソロを奏でるカッコいいバンドになる!
という感じではないでしょうか。

この理念・ビジョンがなければ、バンド内では演奏する曲もなかなか決まらず、どんな練習をすべきなのかも不明確になり、やがてギターを練習する意欲も低下するなど、有意義なバンド活動とはならなかったでしょう。
バンド活動を通じて、同じようなバンドや音楽が好きな仲間・ファンと出会うことも無かったかもしれません。

理念・ビジョンの重要性

あなたの会社の理念・ビジョンは組織のメンバーに浸透していますか?
そもそも、理念・ビジョンを明確に掲げていますか?

理念・ビジョンには3つの重要な効果があります。

想いを共有し共感を呼ぶ事ができる
意思決定の指針を作る事ができる
進むべき道が明確になり士気向上につながる

もしあなたの会社が
「理念・ビジョンを掲げていない」
「掲げているが形骸化してしまっている」
というのであれば、忙しい毎日の中でも意識して時間を作り、自社の理念・ビジョンを見つめなおす事をおススメいたします。

進むべき道を示す事が目的達成の第一歩。
そしてそれを示すことは組織のリーダーの最も重要な役割です。

お知らせ

私たち「組織改革推進チームNEXT5」は、組織の悩みを抱える経営者や、そんな経営者を支援する方々にむけて、7/18(日)豊島区にてセミナーを開催いたします。

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私たちメンバー5名が、それぞれの立場や経験を活かした内容でお話し致します。
詳細のご案内はこちらから

私は【飛翔の世代!3代目が会社を伸ばす。屈強な組織を作る社長の法則】
と題し、本ブログで触れた、理念・ビジョンについて、組織に浸透させ実行に移していく具体的な方法や社長にとって必要なリーダーシップのお話しなどを、自社を経営する中であった実例に沿ってお伝えする予定です。

本ブログで引き続き強い組織を作る為のポイントなどをお話いたしますので、次回以降も是非ご覧いただけますと幸いです。

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