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メインキャラが9人もいることによる魅力|『ラブライブ!サンシャイン!!』2期感想

『ラブライブ!サンシャイン!!』2 期を見た。いや~~~、良かった! ラブライブ最高!!

1 期感想は批評気味に書いたが、2 期は手放しに褒めたたえたい。神。

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無印ラブライブもそうだが、1 期はキャラ紹介やユニットの結成といった必要最低限の部分に尺のほとんどを取られていた。これは、他のアイドルアニメと比較しても明らかにメインキャラの人数が多いことに起因している。そのくせ 1 シーズン 1 クールしかない。尺が足りる訳ない。

ただでさえ尺が足りないところに無印オマージュの描写をしつこく取り入れた結果、退屈な時間が長かったというのがサンシャイン 1 期であったと思う。

一方で 2 期は、その辺が終わっているおかげでキャラの掘り下げ、キャラ同士の関係性の掘り下げが細かく行われている。練習風景だったり移動中の雑談だったり、何気ないシーンにキャラの魅力、関係の魅力が詰め込まれており、見ていて心地よかった。無印もサンシャインも 2 期の方が圧倒的に好きな理由がコレ。

ラブライブは、キャラ 1 人にスポットを当てる話よりも、2, 3 人をピックアップする話の方が多い気がする。4 話にダイヤさん回があったけど、これにしたって、千歌×花丸、曜×善子、梨子×ルビィといった普段見ない組み合わせの絡みも見ることができたし、3 年生組の中におけるダイヤと鞠莉果南の対比の話でもある。

9 人という人数は、1 期の尺不足を引き起こす原因であったが、キャラ紹介が終わった 2 期からは、一口で色んな味を楽しめてお得だねという感じになる。いやマジで。

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また、1 期は μ's の呪縛から解放される物語だと前回の記事で書いたが、それがちゃんと成し遂げられていることが 2 期を通して確認できたのも嬉しかった。

学校説明会や資金不足といった困難を乗り越えながら全力で練習して、見事 7 話にてラブライブ決勝進出を果たしたが、それでもなお学校の統廃合を止めることはできなかった。ここで 1 期の千歌なら「 μ's は廃校を止められたのに」というセリフが出たところだろうが、2 期を通して μ's のミの字も出てこなかった。

μ's の直面しなかった大きな挫折。それを乗り越えて「ラブライブで優勝して浦の星の名前を歴史に刻む」という新たな目標を持つ。それは μ's の模倣ではない Aqours 独自の目標である。

というか、感想を書く段階になって μ's がなんだかんだと思い至ったので書いているが、実際視聴中は μ's のことは一切頭になかった。相対的に μ's とどう違うかという目で見るのではなく、Aqours そのものを、Aqours メンバー一人一人を見ることができた。それこそがまさに μ's の呪縛からの解放の証明であった。Aqours は、確かに Aqours の物語を紡いでいた。

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他にも細かいことを言えば書きたいことは山ほどあるが、とにかく良かった。1 期中盤で切ったせいでリアタイできなかった俺、かわいそう。

では、映画があるらしいので見てきます。正直既にめっちゃ綺麗に完結してると思うんやけどこの先があるんか? 無印の映画は神 of 神だったので期待度がすごいけど、俺のクソ高ハードルを越えられるかな? 対戦よろしくお願いします。


P.S.
2 期の 1 年生組も最高でした。Saint Aqours Snow は神。

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