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求人広告事例: アパレル副資材(品質表示タグやネームなど)の印字・製造・販売事業

アパレル業界の華やかなイメージを一刀両断!「すっぴん出社」で採用成功!

■募集背景:

株式会社 永伸社 様は、アパレル副資材(品質表示タグやネームなど)の印字・製造・販売事業を営んでいます。今回募集するのは、4名の女性従業員が活躍するマーキング作業員。現在 従業員1人あたりの残業が、月平均30時間です。繁忙期には休日出勤する日もあるため、業務量を分散させるために、新たな正社員の増員をご検討されています。

■採用課題: 「アパレル業界」ではあるが、作業は地味。

永伸社 様が扱っているのは、あくまでアパレル製品の副資材。発注書の内容通りに品質表示タグなど文字を入力し、印字→内職→出荷といった仕事内容です。また、印字室では経験に囚われない採用を行っているため、過去「アパレル業界=華やかな世界」だと思って応募する未経験者もいました。ファッションが好きに越したことはありませんが、入社後のギャップが、離職する理由になってしまう可能性が高いです。今回はこの「アパレル業界ではあるが仕事内容が地味」という事実が、採用課題になると考えました。

■解決策:採用ターゲットを「裏方タイプ」に。

アパレル業界に関心がある応募者が反応するワードは使わず、「裏方仕事」を強調する広告をご提案させていただきました。そしてターゲットは、脚光を浴びるような表舞台よりも、裏側で活躍する仕事にモチベーションを感じる求職者に設定。これは、じっくりとヒアリングした仕事内容をもとに、1番定着する可能性が高い人材タイプを抽出しました。

事実、この仕事は外部の人と接することがありません。コツコツと、モクモクと、作業に没頭する業務です。この事実を全面的に打ち出すことが、今回の課題を解決する糸口になると考えました。

■採用ターゲット

・年齢不問/女性

<ターゲットの志向性>
・単調な作業を苦に感じない
・ファッションや化粧に気合いを入れるほうではない
・正社員志向

■原稿工夫:「裏方仕事」 を「すっぴん」という言葉で表現!

印字室で活躍する女性従業員の多くは、常にマスクをしています。しかし、会社にはマスクをしなければならない業務規則はありません。マスクをする理由をたずねると、「すっぴんなんです(笑)」と、ちょっと照れながら話してくれました。

印字室を出入りするのは、社内でもここで働く女性4名のみ。全員ちょっと人見知りな性格ですが、時間がたてば気心の知れた仲。だから変に気を遣う必要がないそうです。そのため、ノーメイクで出社し、業務が終わればそのまま帰宅しています。

今回のテーマである「裏方仕事」を伝えるうえで、これ以上 訴求力の高い事実はないと思い、そのままキャッチコピーに。ファッションや化粧に、あまり気合いをいれないタイプの人材に共感を抱いてもらう設計にしました。

■原稿効果

問い合わせ:60件以上
応募数:69名
採用:2名
・22歳女性:新卒
・23歳女性:前職は革製品のクラフトワーク

■原稿制作者より

この広告を制作したわたしも女性です。「外に出るときは化粧をすべき」という考えはもっていますが「ノーメイクが楽なこと」も知っています。だからこそ今回の「すっぴん」というワードに興味を持つ求職者が多いことを計算に入れていました。世の中には、いろんな会社があります。そしていろんな文化があります。良い・悪いではなく、その文化に合う人材を共感させることが、わたしたちの役目だと思っています。

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