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自然、世界と一体になる心地よさ

葉山の海辺のシャンパーニュバー、Ingalleon店主です。先日、空いた時間で小一時間ほどプチ山歩きをしました。今回はそのときに感じたことを書いていきたいと思います。

歩いたルートは逗子海岸近く、六大御前の墓があるところから葉山の長柄の方に続いている山歩きのルートです。途中に古墳があったりして、週末には歩いているパーティーもよく見かけます。葉山の方までは時間がなくて行けなかったのですが、逗子海岸が望める場所まで歩いていきました。最初は急な坂道が続きますが、標高が高い山ではないので、ハイキング感覚で歩くことができました。

木々のさまざまな緑、茶、白に、たまにきのみの赤や橙の色彩を見ながら、坂を上っていきます。それらの隙間から見える逗子海岸はいつもより青く見えます。小鳥の囀り、あたたまった体に澄んだ心地よい空気、山歩きの方との静かな会話、最高のひと時でした。

YAMAPという登山をする方向けの位置情報を確認できるスマホアプリがあります。そのサービスを開発、提供しているのはYAMAPの代表、春山慶彦さんです。春山さんはアラスカで先住民の方と一緒に暮らしたり、1200kmあるスペインのカミーノ・デ・サンティアゴという巡礼路を60日かけて歩いたり、さまざまな山や道を歩いてきている方です。

"30日くらい歩くことを続けていると、歩くことがつらくなく、楽しくて仕方なくなってくる、興奮というより恍惚感が体を満たす"といったようなことを春山さんが言われていました。ランナーズハイのような、ウォーカーズハイとでもいうような感覚かなと感じましたが、もう少し深いニュアンスがあるのかなと思いました

"人間は感覚、感性を磨かなければ、知識を生かし、行動に反映させることができない。身体は世界を認識するためのメディアとでもいうべきものであり、自然と触れ、感覚や感性が働いていくと、世界ととけあう、一体化していく"といったようなことも言われていました。自分がこのプチ歩きで感じた感覚も、世界に受け入れられている、一体化しているという感覚に近いものがあったように思えました。素晴らしい自然に感謝です。

先週見られなかった古墳を見ようと今朝もプチ歩きしましたが、実は見晴らしがいいと思ってのぼった小高い丘がまさしく古墳でした。山の一部となっていてまったく気づきませんでした。色々な発見があるものです。

ここまで読んでいただきありがとうございました!

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