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脱炭素のグリーンエネルギー政策はほんとうに地球を救う救世主なのか?そして日本はだいじょうぶ?

ウォールストリートジャーナルによると脱炭素、カーボンニュートラルは、
米国からロシアや中国に対する贈り物(プレゼント)だということの
ようです。

脱炭素を進めることは米国とって有数の自傷行為だと断罪しています。
ロシアは北部で石油、天然ガス開発をどんどん進めているし、中国も
112カ所の炭鉱が建設中で、シェールオイルの開発が着々と進行して
います。

しかも、発展途上国は化石燃料に頼らざる終えない現状です。

そんな中で、ロシアによるウクライナ侵攻、戦争が起ったことは
この化石燃料によるエネルギーの依存に一石を投じているのでは
ないかと思うのは私だけでしょうか?

地球温暖化に警鐘を鳴らしているスウェーデンの有名な環境活動家の
グレタ・トゥンベリさんもこのロシアと中国に対しては何も声を
上げていません。

何か、違和感を感じます。

そして、日本を見てみると、地球温暖化防止の取り組みとして
鳴り物入りで登場したレジ袋の有料化ですが、ビニールごみの全体から
すると0.4%しか貢献していません。

当時の小泉進次郎環境大臣は、この政策はビニールごみ削減の
象徴的なもので、国民を啓蒙、啓発するためであると豪語していま
した。

そうだとしても、もっとやるべきことがあったのでないでしょうか?

昨年開催された「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議」(COP26)
では、小泉環境大臣は日本の石炭火力発電をやり玉に挙げられて苦慮して
いました。しかし、日本の火力発電の技術は世界最高レベルのCO₂排出が
極端に少ないすばらしいテクノロジーであることをなぜ、もっとアピール
しないのでしょうか?

環境大臣としての仕事は、レジ袋の有料化のような国民を啓蒙するような
ものではなくて、この低炭素火力発電の技術を世界に輸出する絶好の
機会と捉えて強気に出ることではないでしょうか?

いずれにしても、日本は失われた30年と言われるぐらい衰退の一途を
たどっています。

私が学生時代、今から40年前にアルバイトの時給が千円でした。今の
子どもたちのバイト代もほとんど変わらず、千円だという現実に
驚愕しています。

欧米の時給ベースを見ると、この30年で2倍以上になっています。
日本はかなり長い間、眠っていたのでしょうか?

ITにおけるデジタル技術も中国はおろか、お隣の韓国にも相当遅れを
とっています。ほんとうにこれから何とかしないとますます衰退して
いく日本は、自然災害による「日本沈没」ではなくて、経済的にも
沈没して途上国に成り下がってしまいます。

未来のZ世代以降の子どもたちに託すしかありません。


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