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日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムとコラボした「#こんな社会だったらいいな」投稿コンテストの審査結果を発表します!

9月2日から1ヶ月間、みなさんの「こうなったらいいのにな」という、社会をちょっと良くするアイデアを募集した「 #こんな社会だったらいいな 」投稿コンテスト。期間中(9/2-10/2)には、なんと3,027もの作品をご応募いただきました!たくさんの素晴らしい作品を投稿いただき、ありがとうございます。

noteでの応募作品一覧は、こちらをご覧ください。

審査員2名と日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム(SIF)の事務局による選考の結果、下記のように受賞者が決定いたしました。

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そして、今回記事をお読みいただいた方々全員に、「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム」の割引クーポンをプレゼントします!詳細は、記事の最後をご覧ください。

コンテスト選考結果

1 - グランプリ

「日本の教育は終わってる」「子どもの担任がハズレ」「教員って世間知らず」 ── クニさんの記事にも書かれているように、私たちは学校の先生に求めるレベルが高すぎなのではないかと考えさせられます。最近は、日本の教育や学校批判が多く取り沙汰される中、クニさんの「学校の優しさ」について書かれた記事は珍しく、今回のソーシャルイノベーションフォーラムでも、このような意見が出ることを目標にしていたので、文句なしでグランプリに選ばせていただきました。「人の優しさ、そして先生の教育者としての子どもたちへ愛情を信じたい」こんなふうに考える人が増えたら、この社会はもっとよりよいものになるなと感じます。

2 - 準グランプリ

ダウン症の3歳下の弟が、周りの人たちに助けられている様子を見て気づいた、弟が暮らしやすくなることが障害のある人が生きやすい社会につながるという、笑って泣けるエッセイ。これまでも彼女の記事はよく読まれていましたが、今回のエピソードの反響はすさまじく、スキ数は過去最高の10,000超え。圧倒的な筆致と小気味よいテンポ、そして最後の4文に多くの人が惹きつけられ、これからの社会について考えるきっかけをつくってくれました。
ビッグデータを活用して「治療したい医師」と「治療を受けたい患者」がきちんとマッチングする世の中になってほしいと願う、かなったさんのエッセイ。願望だけで終わるのではなく、かつての実体験を元に、さまざまなリファレンスを参考にしながら、近い将来医療ビックデータを活用した社会になると予想した着眼点が素晴らしかったです。今回のハッシュタグ「 #こんな社会になったらいいな 」、ひいてはソーシャルイノベーションフォーラムの趣旨(行動から始まる、新時代)にピッタリな投稿だったため、選ばせていただきました。


3 - 
審査員特別賞

・工藤瑞穂さん

息子さんとのやりとりが目に浮かぶような文章で、ミカジロウさんの迷いや不安も伝わってきて、一歩踏み出す様子を「がんばれ!」と心のなかで励ましながら読みました。昔、男性の友人が、「子どもの頃あやとりが好きだったのに、女の子っぽいと思われるのが恥ずかしくて隠してたんだよね。好きなものを好きだと言えないのが一番つらかった」と話していたことを思い出しました。「好きなものは恥ずかしくない。恥ずかしくないんだよ。好きなものがちゃんとあるって、すてきじゃない?」終盤のこの一節が、ミカジロウさんが語りかける声が聴こえてくるようでとても素敵です。「男っぽい、女っぽい」という概念にとらわれるのをやめて、自分の好きなものを大切にしてみよう。そんな優しいメッセージに私自身も励まされましたし、互いの「好き」を尊重しあえる社会にしたいなと感じました。

・臼井隆志さん

ステップファミリー特有の悩みがあるが、語り合える場所がない。「ステップパパの研究会」さんはある活動にインスパイアされて、なかば見切り発車的にnoteを書き、「ステップパパ」の活動を立ち上げたといいます。

少し前は、Twitterでバズる育児ネタといえば、妻が育児に非協力的な夫への愚痴を面白おかしく書き綴った「夫ディス」でした。ぼくも一人の父親として、そんな風潮のなかで自分の悩みを語りづらく、肩身の狭い思いをしていました。(今もそうです)

そんなふうにただでさえ語りづらい父親の葛藤の話なのに、「ステップパパ」としての自身の経験を書き残すことへの勇気に大変感動しました。息子さんがこのnoteをいつか読むかもしれない。他のパパあるいはママからの共感が得られないかもしれない。おそらく、このnoteの公開ボタンを押すとき、不安がたくさんあったことと思います。でも、それでも自分がやるしかないやるべきなんだという強い意志と勢いがあったのだろうと想像します。

その意志がnoteになり、このnoteをきっかけに新しい活動が立ち上がり、これからいろんなひとの人生の分岐点になるでしょう。理想の社会を語り、語ることでその実現に向けて一歩踏み出したきっかけの作品として、審査員賞に選出させていただきました。

・花岡隼人さん(日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム事務局)

日本財団は「みんながみんなを支える社会」を目指しています。そんな社会に必要なのは共助の精神ですが、共助の必要性や重要性について説得力をもって伝えるのが難しいことを、私自身、日々痛感しています。この記事は、その難しさを超えるヒントを与えてくれます。人間は本来、社会を形成し助け合うことで生き延びてきた動物です。自己責任(自助)への偏重や、政府支援 (公助) への過度な依存は、長い目でみると人類の持続可能性を奪うかもしれません。記事の内容は参考文献に大きく依拠しているものの、この記事とその文献が多くの方に伝わることを願い、審査員特別賞として選定しました。

・藤田滋さん(日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム事務局)

コミュニケーションの由来であるラテン語のcommunioには、「分け合う」「分かち合う」という意味があるそうです。この作品で作者は、事情の違う人々が「分かり合うこと」の難しさを前提として、困難や孤独感を「分かち合うこと」の大切さを語ります。共助の基盤としての地域コミュニティが希薄化する中、これからのコミュニティはどうあるのか、私たちはどうコミュニティと関わるか。こうしたテーマを考えるにあたって「分かち合い」という考え方は示唆を与えてくれます。個人の自立や多様性を前提とし、それでも困難や孤独感を「分かち合う」ことのできるコミュニティ。私たちそれぞれが、一つでも、小さくても、そうしたコミュニティを持てたらなら、「みんながみんなを支える社会」に近づけるように思います。そうした期待を込め、本作品を審査員特別賞として選定しました。 

・中嶋瑠津子さん(日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム事務局)

日本特有の過労死という社会課題に対し、企業や政府は挙って働き方改革に乗り出しています。今年のSIFでも、「1億2千万通りの『働き方改革』」と題して、自分も会社も豊かになる働き方を語りあうセッションを予定しています。人事制度やリモートワークなど、働き方を改革するハード面が整う企業も増えてきていますが、一番のストッパーとなっているのは意外と自分の心や考え方なのでは?と問いかけてくれるのがこの作品でした。生き方、働き方が多様化し、もはやひとつの物差しでは測れないこの新時代に生きるビジネスマンが直面する戦いは、まさにこの「ご自愛する」働き方ではないか。この視点は、私たちの働き方改革の取り組みに新しい視点を与えてくれるのではないかと期待し審査員賞として選ばせていただきました。


4 - 入賞


割引きクーポンコードプレゼント(11/7締め切り)

今回のコンテストに際して、投稿してくださった方や興味を持ってくださった方全員に、割引クーポン(1000円割引 / 全日参加チケットのみ)をプレゼント!イベントページで、以下のクーポンコードを入力後「適用」ボタンを押してください。

SIF19NOTE

・お問い合わせ : sif2019事務局(sif2019@ps.nippon-foundation.or.jp)


日本財団ソーシャルイノベーションフォーラムについて

「社会をよりよくしたい」、「日本の明るいビジョンを語りたい」という想いをもつ方々が一同に集まり、共に対話し行動を始めるための「ソーシャルイノベーションのハブ」として、日本財団が2016年より毎年開催しているフォーラム。官民学のセクターを超えた豪華ゲストが登壇する基調講演や特別企画、参加型の分科会、次世代の社会起業家を輩出するソーシャルイノベーションアワードなど、多様なプログラムを提供し、これまでに延べ1万人の方々が参加しています。
https://www.social-innovation.jp/

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