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noteで連載してきた上田聡子さんの小説が初の文庫化!『金沢 洋食屋ななかまど物語』7月8日発売

noteで連載してきた上田聡子さんの小説が、文庫『金沢 洋食屋ななかまど物語』としてPHP文芸文庫から7月8日に発売されます。

noteが60のメディアパートナーと連携して、新しい才能を世に送り出す「noteクリエイター支援プログラム」を通じて、出版が実現しました。

「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げるnoteは、これからもクリエイターのみなさんの活動をサポートしていきます。

『金沢 洋食屋ななかまど物語』

金沢にある洋食屋ななかまどの一人娘である千夏は、今日も大学生活のかたわら、店に立って注文聞きをしている。コックの父はよく千夏に言う。「お前がいい年になったら、コックの婿を迎えて、この店をお前にやろう」と。父のその気持ちは嬉しかったけど、千夏にはずっと前から好きなひとがいて――

上田聡子さんがnoteにつづった想い

著者・上田聡子さん
1983年石川県生まれ。現在富山県在住。現在はメディアプラットフォームnoteにおいて、作品を発表中。日本のことばの優美なかたちと、柔らかな音感が大好きです。
note:https://note.com/hoshichika 
Twitter:@hoshichika87

著者・上田聡子さんのコメント

片思いをしている女の子が出てくる話を書きたい。ふいにそう思ったのがきっかけで、2017年の秋、noteで『洋食屋ななかまど物語』の連載を始めてみました。最初は1話のみで完結するつもりが、コメントで何人もの方から「続きを書いて」と温かい応援をいただき、あわててプロットをつくり、全11話、約100枚の物語として書き継ぎました。

2019年の初夏、PHP文芸文庫の編集者さんから「『洋食屋ななかまど物語』を書籍化しませんか?」という夢のようなメールをいただきました。編集者さんからの条件は「金沢を舞台として書き直すこと」「100枚では短すぎるので、2倍から3倍の長さに加筆すること」でした。

私は石川県の能登出身ですが、金沢も7年間住んだことがあって大好きな街。「ぜひやらせてください」というお返事をして、プロットを立て直し、半年かけて頭から300枚超のボリュームで『金沢 洋食屋ななかまど物語』を書き下ろしました。

登場人物3人の揺れる心の機微を、金沢の移る季節とともに物語のなかに描き出しました。みなさんが読んで「あの頃、こんな風に誰かを好きだったな」と思い出していただけたら、それほど嬉しいことはありません。イラストレーター、くじょうさんが描いてくださった温かくも少しレトロな色合いの装画も、楽しんでいただけたら幸いです。

クリエイター支援プログラム

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クリエイターが活躍する場を広げるために、 noteがパートナーとともに才能の開花を後押しするプログラム。noteで話題のクリエイターを定期的にパートナーへご紹介。関心を寄せたパートナーからのオファーをクリエイターへ届けます。2020年2月時点で60のメディアがパートナーとなっています。

書籍化やメディアでの連載、マネジメント契約、番組への出演など、クリエイターの個性とパートナーの強みや特性に応じて活動を支援します。作品が書籍や映像化にいたったときは、当社も販売促進のお手伝いやアドバイスを行ないます。

書誌情報

書影

書名:金沢 洋食屋ななかまど物語
著者:上田聡子
発行:PHP研究所
予価:770円(税込)
ISBN-10:4569900216
ISBN-13:978-4569900216
判型:文庫
頁数:304頁

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