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負け犬の論理

為せば成る。やれば出来る。今日からお前は富士山だ。

最後のみ松岡修造さんの語録から引用。
まあ富士山かどうかはさておき、これはたしかにそうだと思う。身の丈に合った目標設定は大前提となるが、大抵のことは頑張れば何とかなる

ただし、相応のエネルギーが要る。僕は熱血漢からは程遠い男子なので、普通に過ごしていたら血はたぎらない。自らの意思で何かを燃やして加熱しなければならない。

このときに消費するのが気力である。

闘争本能やモテたい気持ち、名誉欲などの前向きな欲求があれば無尽蔵に湧いてくるのかも知れないが、幸か不幸か僕にそういうモチベーションはなかった。負けて悔しいというネガティブな感情から逃げるために、なけなしの気力を振り絞って走らされることになる。

できれば気力はもっと有用なことに使いたい。たとえば仕事を頑張ることはその筆頭に挙げられるだろう。生活するにはお金が必要で、そのためならば惜しみなく気力を費やせる。

身も蓋もない言い方をすると勝利は生きるのに必要ない。余興で狙いに行くとしても、気力という資源を消費することを考えるとコストパフォーマンスに難がある。

勝利を目指すことが常に正しいとは思えないのだ。