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駅の中心でゲロを吐きながら爆音で屁をこく男

一年前僕がまだ会社勤めをしていた時の話。


会社の飲み会で普段はおとなしいが飲んだらダメになる人、武田さん。


彼は飲み会が終わったあと電車で帰ろうとしたら駅の改札の前でうずくまった。

彼はこの時すでにもうベロベロに酔っており、すぐにでもマーライオンになりそうな勢いだった。

彼はうずくまってその場を動く事ができない。

そこで僕の一番仲のいい友達の松本が

松本「武ぴー。もうここで吐け。」

そう言って駅の中心で彼の背中をさすりはじめた。

僕は人の汚物とかそういうの見るのちょっとアレなタイプなんでね。

僕は横で傍観してただけ(クズ)

他の周りの友達たちは武田さんのカバンもってあげたり。コート持ってあげたりしていた。

そして松本が背中をさすっててもゲロを吐きそうだが、でもギリギリ出せないような感じだった。

松本「武ぴー。おえー!!ってやれ!はやくださんと一生楽になれんぞ。」

そして武ピーは頷く。

武ぴー「おえーーーーー!!!!(爆音)」

武ぴーの尻「ぷー。ぶりりりりりりりrrrrrrrr(爆音)」


僕「?!」


僕「(屁こいてるだけじゃね・・・?)」


だが僕はその場で笑う事ができなかった。

みんなはおえー!の声がデカすぎてブリブリいってる屁の音に気付いてないのだ。


気付いてるとしたら一番近くにいる松本と二番目に近くにいる僕しか気づいてないのだ。しかし松本も気づいてる様子がない。


いやこれおもしろすぎるだろ。もうめっちゃ笑いそう。やばい。死ぬ。でも笑えない。

だってみんな一生懸命介抱してるのに僕だけ一人何もしてないんだもの。

そんな中僕だけ笑うのはちょっとダメだよね。

だから僕は必至に顔を隠して笑いをこらえていた。

武ぴーは叫び続けるも屁しか出ていない。本来出すべき物を間違えている。

松本「武ぴー。もっと本気でやれ。はやくゲロをだせ。」

武ピーは頷く。そして二回戦が始まった。

武ぴー「おえええええええええ!!!!!(爆音)」

武ぴー「ぶりゅりゅりゅりゅりゅrrrrrr!!!(爆)」


また同じことしてる・・・・!(笑)


だめだ、もう僕限界だよ。もうわらっちゃうよ。てかもう武ピーより僕の方が辛いんじゃないのか説まででてきた。


そして松本が不意に僕の顔をみてこう言ってたきた。




松本「こいつ屁こいてるだけやん。(クソ真顔)」


気付いてたんかーい。



そのあとめちゃくちゃ爆笑した。



fin






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