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自分自身の再鑑定

物件とは、契約などの対象としての
動産および不動産をいう。
「優良物件」とは、利益を生み出す
物件のことである。

知らぬ間に、人間の評価基準も
物件をみるようになっている。
そんな自分である。

目に見える利益を生み出す。
そういう人のことを優良とみなしていた。

だから、優良な人になるべく、
あれこれ人物研究をし、そこに近づくべく、
歩んできたんだ。

でも、あらためて感じるのは、人間は、
物件みたいな評価じゃ、うまくないって、
そういう事実なんだ。

利益を生まないから、損害を与えるからと、
不良とみなす。
利益を生み出すから、優良とする。
そういう評価基準は、
今の自分にはフィットしない。
そんなふうに感じるんだ。

というのは、優良な人の横には、
必ず不良な人がいる。
優良な人は、不良な人の存在があるから、
優良たる評価を得るんだ。

また、不良な人も立場が変われば、
今度は優良な扱いを受けたりする。
その人の横には、当たり前のように
ダメなヤツ、不良な人がいる。
そんな感じなんだ。

優良な人だけ集めても、すべてが
優良であり続けることはできない。

優良だった人も、やがて、その一定数、
不良な人になってゆく。

優良も不良も、相対的なモノだから
仕方がないって、そういうことなんだ。

だから、利益を生み出すという、
ひとつの物差しだけで、その人物を評価するのは、
フェアじゃないって、そういうことなんだ。

だから、多面的な観点から人物をみる。
そういうことが大事だって、そんなふうに思うんだ。

そのためには、まず、自分自身の再鑑定。
こいつが必要になってくる。
自分自身に不当な査定をしていないか?

このあたりを考えてみる。
あらためてそんなふうに感じるんだ。

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