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反抗期の意味

反抗期は、精神発達の過程で、
他人の指示に対して拒否、抵抗、
反抗的な行動をとることの多い
期間のことである。
子供から大人へと成長する過程で
誰もが通るものとされているという。

子どもの反抗期なんて、時期も違うし、
理由も違う。
であるのに、一般化するとは
何事って感じである。

訳知り顔で、対処法を伝授する。
そんなことは、しょせん
評論家のやることである。

そもそも子どもは、親の鏡である。
だから、子どもの反抗期は、
その親が、反抗期に入った時期と合致する。

理由も親と同じだったりする。
だから、反抗期は一般化でなく、
個別化しなくちゃならない。
そんなんじゃビジネスにも
学問にもならないから困るんだ。

だから、反抗期の対処法を
あえて授けるならば、
自分の反抗期を思い出せって、
そんな助言しかない。
そんな感覚である。

そうやって反抗期時代の自分を
思い出せば、だんだんわかってくる。

虫酸の走るほど許せなかった。
そんな親の態度を、今自分が親になって、
我が子にやっている。
そんな図式が見えてくる。

結局は、代々同じように同じところで、
ぐるぐる回って反抗期をやっている。
そんな馬鹿げた親子ゲームを繰り返してる。
そういう事実に気づくんだ。

こんな馬鹿なこと、俺の代で終わりにしたい。
そんなふうに思うヤツが1人いれば、
子孫はそのスパイラルから抜けられる。
そういうことである。

反抗期は、自分に目覚めた時に入るんだ。

だから、子どもだけの特権じゃない。
いくつになっても入るんだ。

そうやって、自分の人生を
丁寧に調べてゆくことで、
我が子の気持ちが、よく理解できるようになる。

つまり、当時の自分の気持ちが
理解できるようになる。
そもそも自分を理解すること、
これが我が子の反抗期の目的であり、
そこに反抗期の意味がある。

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