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食わず嫌い

食わず嫌いとは、
食べてみたこともないのに、
その食べ物をはじめから
嫌って食べないことをいう。

人生は、思いがけないことの連続である。
思いがけないことの中には、一見良さそうなことも、
一見悪そうなこともある。

良さそうなことが、思いがけず起こった時は、
手放しに喜んでいる。

悪そうなことが、思いがけず起こった時は、
愕然として嘆くんだ。

でも、人生を、よくよくみてみると、
それは短絡的だってわかるんだ。

一見良さそうにみえたことが、
悪いことの種になっている。
一見悪そうにみえたことが、
良いことの種になっている。
そんな仕掛けが良くわかってくるんだ。

だから、何が良くて何が悪いのかなんて、
永遠に判断できない。
そんなふうに感じるんだ。

であるのに、良いことだけ味わいたい。
悪いことは味わいたくない。
そんな食わず嫌いのような態度が、
人生をとっても不自由にする。
そんなふうに思うんだ。

一見不味くみえる。
そんなゲテモノみたいなモノでも、
まずは食らうんだ。
なぜならば、それは、自分しかできない。
そういう貴重な経験だからだ。

人生は、思いがけないことの
連続であり、よくよくみると、
そいつは、やっぱり自分が招いている。

だから良きも悪きもない。
良く見える、悪く見えるだけなんだ。

その思いがけない出来事を味わい、
経験できる。その特権は、自分だけにある。
つまりはそういうことなんだ。

思いがけないことの連続だから、
オリジナルの自分になれる。
そういう体験から、自分を学び、
自分を知り、自分を生ききれば、それでいい。
あらためてそんなふうに感じるんだ。

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