心熱く生きる

心熱くなる。
そんな生き方が好きである。

心熱くなる。
そんな瞬間が好きである。

だから、心熱くなる。
そんな生き方をしている人に
しびれるんだ。

ドン底から這い上がる。
そんな人の勇気とたくましさに、
心奪われるんだ。

そんな自分の心を、
希望でなく虚無感が、情熱でなく、
退廃的な思想が支配してしまった。

心を熱く燃やす夢がなくなったからである。
命を懸けるに値する夢がなくなったからである。

ただ暮らすだけ、ただ生きるだけ。
何のために生きているのかわからない。
どこに向かっているのかもまったくわからない。
死んでるみたいに生きている。

そんな自分を目の当たりにし、
絶望と自己憐憫に浸る日々を
送ったこともある。

でも、過去の人生を振り返り、
自分を分析するプロセスで、
本来の自分を思い出してきたんだ。

薄皮を一枚一枚はぐようなやり方で、
少しずつ本来の自分が見えてきた。
そんな感覚がある。

なぜならば、自分の心の中に、
燃えるものが、あの熱い思いが、
再びよみがえってきたからである。

未来永劫続く、自分だけの夢を
思い出したからである。

実現できるかどうかなんて、
まったく問題じゃない。

その実現に向けて、
自分の命を燃やすことができるのか?
その夢がそれだけの価値があるかどうか。
それだけが大事なのだ。

心の中にあった自分だけの夢。
その実現に向けて、
心を熱く燃やし生きられるということ。

ただそれだけのことであるが、
それが何よりも嬉しく、
ありがたいことであり、
それが何よりも自分らしい。
そんなふうに思うんだ。

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