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のめり込む癖

誰かに何かを頼まれる。
誰かに期待される。
誰かに助けてと言われる。
誰かに頼りにされる。

そんな時に、粋に感じて
とことんのめり込む。そういう気質がある。

だから、自分と同じ立場なのに、
クールに、距離感をもって、
できないことに言い訳をする輩には、
強烈に怒りが湧いてきた。そんな自分だったんだ。

なぜ、とことんのめり込んで、
助けようとしないのか?
お前は冷血人間か?
なぜ、助けられない時に、
自分の力不足を嘆かず、
仕方ないって平気で諦めるんだ?

周囲をみて、いつも疑問だったんだ。

ただ、そうやって他人の期待に、
他人の救出に、他人の喜びのために、
のめり込む生き方を続けていると、
自分は自分で、責任が重くのしかかり、
本当は、とってもきつかったんだ。

のめり込んで、相手が、
喜んでくれた時は、天に昇るような
高揚感を味わうんだ。

でも、とことんのめり込んでも、
結果が不調に終わった時は、
批判され、結果に対する罪悪感で、
それこそ穴にも入りたいくらい
海の底深く落ち込むんだ。

タイトロープを渡るような、
そんな生き方をずっとやってきた。
そして、それを自分らしいって、
そう信じこんでいたんだ。

でも、やっぱり考えが
少し違っていたってことなんだ。

のめり込むことと結果は
やっぱり違うってことなんだ。

のめり込むのは、好き勝手だけど、
結果だけはコントロールできないってこと、
最善は尽くすけど、結果は神のみぞ知るって、
そういうことだったんだ。

やるだけやっても、期待にこたえられない。
仕事とか人生には、
そういうことがあるんだって、
そんな当たり前のことをあえて
見ないようにしていた。そんな自分だったんだ。

とことんのめり込むってことは、
ある意味、長所かもしれない。
でも、自分を犠牲にしてまで、
死力を尽くして、他人のために
尽くし続けるならば、
それは明らかにおかしいんだ。

それはもう短所の領域に入っている。
あらためてそんなふうに思うんだ。

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札幌にて15年間中学校教師として勤務。青年海外協力隊参加を機に退職、ウガンダ共和国にて2年間、青少年に野球指導を行う。指導したウガンダ高校生は、2008年に札幌ドームでの親善試合に招聘された。著書に「日本人という生き方」が ある。㈱インディヴィジュアル 代表取締役