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やり過ぎる人

何かに夢中になって、時間を忘れて没頭する。
それは一つの才能である。

ただただ夢中になって、
周囲のことなんか気にしないで、突っ走る。
そういう資質は、
何か事を成し遂げるためには、必要である。

でも、そういう人は、やり過ぎてしまうんだ。
寝ても覚めても、一点集中だから、
気が休まる暇がない。
そんな張りつめた感覚で生きている。
そういうことなんだ。

そんなやり過ぎの人を悩ませるのは、
決まって、やらなすぎの人なんだ。
持っている力を出し惜しみ、
あれやこれやと周囲に気を配り、
一点突破ができない。
そんな優柔不断、玉虫色のような
ヤツに、イライラが募り、悩まされるんだ。

でも、やり過ぎの人も、
自分が関心のないことには、
手を抜きまくるんだ。
そんな自分を教えてくれている。
それだけで有難い人なんだ。

それでも、わからなきゃ仕方がない
やっぱり痛い目に遭うしかない。
そういうことなんだ。
自分のやり過ぎ、暴走のせいで、
周囲が疲弊する。
自分のやり過ぎを自分で反省する。
それくらいメタメタにならないと
わからないってことなんだ。

そうやって痛い目に遭えば、
優柔不断、玉虫色のヤツの気持ちが
理解できる。
そういう自分になってゆけるんだ。

やり過ぎる人は、
素晴らしい才能を持っている。
だからこそ、自分ってヤツを
よくわからないといけない。

痛い目に遭う前には、家族関係が
歪んでゆくものである。
自分を知らないから、仕方がない。
そこでわかればいい。
つまりはそういうことなんだ。

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