心の平安

心の平安は、平安が続いていては
味わえない。

心に嵐が吹きすさむ、
これが前提になってくる。

心の嵐は、ただ怖いだけじゃない。
心の嵐は、自分の中にある、
自分らしくないモノやコト、
こいつも洗い流してくれるから、
ありがたいんだ。

そうやって、自分らしくない
自分がいなくなり、
心がきれいになるから、嵐がやむんだ。
そして平安が訪れるんだ。

嵐が過ぎ去ったから、
平安がきたわけじゃない。
嵐が自分の汚さを浄め、
心が本来の落ち着きを取り戻したから、
嵐が止んだってことなんだ。

その順番を勘違いしていたら、
たいへんなことになる。

自分の心を浄めるよりも、
嵐をいかにやませるかに躍起になる。
それでは、本末転倒である。
つまりはそういうことなんだ。