ヨシダナギさんの本、共感しまくりでした!

先住民族や少数民族を中心に、カッコイイ写真を撮っているフォトグラファーのヨシダナギさんのことを知ったのは、けっこう最近です。なぜ私のアンテナにひっかからなかったのか謎ですが、おそらく、あまりテレビを見ていなかったからかもしれません。

きっかけは、グータンヌーボー

見つけたのは、先住民族とか少数民族つながりではなく、Amazonプライムで「グータンヌーボー」。原稿書きの合間にお昼ご飯を食べながらぼーっと見ていた時に、たまたまゲストに出ていたことがきっかけです。すごく美しい方なんだけど、話の内容が写真家になるまでの人生のこととか、少数民族の写真撮影とか、アフリカの恋愛の話とか、普段のグータンヌーボーとは違う雰囲気になっていて、思わず引き込まれました。

テレビ越しにお話を聞きながら、まず思ったのは「うわあ!この方、友達になれそう…」「同じような志向の方がいたなんて、うれしい!」ということでした。早速調べて、図書館で、一番読みやすそうだった本を借りました。

https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594074845

ページをめくる手が止まらぬ、面白さ

この本、簡単に言うとヨシダナギさんのアフリカ撮影旅の日記です(ブログ記事を中心にまとめてあります)。一言で言うとめっちゃ面白いです!! 忙しかったけれど、ページをめくり始めたが最後、手が止まりませんでした。ヨシダナギさんを担当した強烈なジャイアンみたいなキャラのガイドさんの話、砂糖がたっぷりかかったパスタに驚愕した話、エアコンからイグアナが出てきた話、有名な現地の人と同じ格好になって撮影した話など、どれもこれも面白すぎます。

笑ってしまうエピソードと共に、胸がぎゅっと締め付けられるような、アフリカの貧しさや、つらい現実を突きつけられるエピソードもあります。でも、どれもこれも、ヨシダナギさんのアフリカ愛が詰まっていて、読んでいて、なんとも心地よく、アフリカに行きたくなりました。特にヨシダナギさんが「第二の故郷」と読んでいるエチオピアに行きたいー!!

「大変」なだけじゃない、アフリカ

最も共感したのは「アフリカはかわいそう」だけじゃないんだよ、というメッセージ。先住民族について、私が伝えたいのも同じことです。メディアからは、怒る先住民族、失業で苦しむ先住民族など、とかく苦しんでいる姿ばかり伝えられがちですが、それは一面。素晴らしいアートを生み出したり、美しい音楽や踊りを楽しんだり、仲間の絆を大切にしていたり。知ればしるほど素敵な側面がたくさんあるんです。

ということで、熱く語りすぎて、最後、話がちょっと脱線しましたが、この本、よかったら、ぜひぜひ手にとってみてください。アフリカを見る目がかわること、間違いなしです!


#読書の秋2020

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