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現実を目の当たりにして思ふこと。

沖縄に帰ってきて、そして5年ぶりに沖縄の地で働く中で、突き付けられた現実。

「働く・雇用・仕事」といった視点からの沖縄の現状。

僕自身、社会人人生のスタートは沖縄だし、東京での就業経験もあるけれど、キャリアの半分以上は沖縄で働いていたので、沖縄における「働く」の現状は知っているつもりだった。

だけど、それはあくまでほんの一方向からの見え方であったことに気付かされた。

僕が新卒で入った会社は、地元に根ざした金融機関で、それなりに知名度もある人気で有名な企業だった。
もちろん、同期も上司も後輩も、ほとんどが大学卒で、それなりの教育を受けて育ってきている人種の集まりだった。

日々の何気ない会話も、仕事の会議や打ち合わせも、言葉のキャッチボールがスムーズで意思疎通が容易であった。
これが当たり前だと思っていたし、そこに疑問を持つことさえもなかった。

でも、今は違う。
少なくとも、今働く職場は、僕自身がこれまで経験のしたことのない環境であることには間違いない。

様々な家庭環境、成功・挫折経験、現実逃避、思考回路、教育機会の差、所得格差、価値観の違いなど。

挙げたらキリがないくらい違っていて、バラバラ。統一感なんてまるで無い。

今思うと、以前いた会社は結局、価値観の近しい同質性の高い人たちの集まりに過ぎなかったということ。


この、自分自身のこれまでの常識が通じない環境で、組織づくりに携わることが出来ていることが、今最も楽しいことなのかも。

普通に考えると、楽しいとは思えることでは無いかもしれないけど(笑)

僕にとっては、今更ながら「働く」ということの沖縄の現状と本質に触れることが出来たので、ここから何が出来るか、自分のValueをどう示せるか、働く従業員にどう報いるか、といったことでとてもワクワクしている。

「毎日がドラマ!」みたいな日々を過ごしているのだけど、まだまだドラマは序章に過ぎなくて、これからもいろんな展開が待っているのだろう。

まずは今の環境で、沖縄の雇用の“現実”を少しでも良い方向にしていけるよう、地に足を着けた努力を積み重ねたいと思う。

*INAZUMAN*

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