エマージェンシーウェイトドロップ

多くの方が今年ダイバーになられたことと思います、ライセンス講習の中で大事なんだけど忘れられがちなスキル、エマージェンシーウェイトドロップを紹介させていただきます、既にダイバーになられている方は復習を兼ねてお読みください。

何の為にトレーニングしたのか?

このスキルは、水面でのトラブルを想定したものです。
トラブルの際に素早くウェイトを捨てて、浮力を確保して水を飲んだりすることを防ぐために実施しています。

何ができればいいのか?

このスキルはウェイトを素早く捨て、浮力確保ができればOKです。

トレーニングを思い出そう!

オープンウォーターダイバーコースではプールまたは海洋実習の中で実施します。

  1. 足のつかない水面に移動する。

  2. レギュレーターのセカンドステージを咥えておく。

  3. BCDの空気を抜く。

  4. ウェイトベルトまたはウェイトシステムを素早く取り外して、水底に落とす。

おおよその実施手順はこんな感じです、身体が沈みにくくなることを実感してください。

注意しておきたいこと(1)

ウェットスーツ、スチールシリンダーの場合、BCDのエアを抜くとウェイトを装着しなくても沈んでしまう小柄なダイバーの方もいます、そのような場合のトレーニング方法に関してはインストラクターに相談してください。

注意しておきたいこと(2)

トレーニングを実施する際、ウェイトを捨てる場所への配慮を怠らないように、実際のトラブルでそんなことは言ってられないかもしれませんがトレーニングの場合は下に傷つきやすい生物やダイバーがいないことを確認して実施する必要があります。
また、プールで実施する際は、施設のルールに従って行ってください。

自分のBCDのウェイトシステムを把握しておきましょう

ウェイトベルトを使用しないダイバーの場合、自分の器材のシステムを把握しておき、トラブル時に動作できるように練習しておきましょう。

さらにバディのウェイトシステムを把握しておきましょう

バディがトラブルになった場合に備えて、バディのウェイトシステムをプレダイブセーフティチェックで確認して、使用できるようにしておいてください。
プレダイブセーフティチェックの確認はこちらから
特にレンタルされるダイバーの方の場合、毎回異なるBCDを使用する可能性があります、ダイビング前に器材の使用方法を十分に確認して楽しまれることをお勧めします。
ウェイト&ベルトの重要性
また機会があれば、スキルの紹介をさせていただきます、また是非当ホームページをのぞきに来てください。

ダイバーの皆様に理解しておいてほしいこと

認定ダイバーになったらダイビングで守るべき基本ルール、器材の取りあつかい、バディシステムなどまさにアドヴァンス講習時に学び考える「Thinking Like a Diver」 に通じる内容が記載されています。
これから夏が本番を迎えると、多くのダイバーの方たちが海に足を運ぶことが多くなると思いますのでぜひこのセーフティガイドを確認していただき、安全にダイビングを楽しんで欲しいです。
徳のこれからはブランクの方、様々な事情により海を遠ざけてしまったダイバーの方たちが多くなる時期でもあります、そんな場合はリフレッシュコースにご参加いただき、知識とスキルをリフレッシュしダイビングをリスタートさせていきましょう!!
画像をクリックするとCカード協議会のホームページにリンクします。

半年以上ブランクがあいた場合のコースはこちら


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