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低年齢から複数のスポーツを行うマルチスポーツってどうなの?

日本でもマルチスポーツの考えが浸透してきました。

低年齢から競技を一つに絞ることなく、複数の競技を行う方が様々な角度から運動感覚が刺激されて、結果として一つに絞った後も競技能力が高くなるという考えです。

海外では小さい頃から、複数のスポーツを行っているという話は良く聞きますよね。
テニスのトッププロでも、複数のスポーツをやっていて、野球やサッカーなどでも好成績をあげていたけれども、テニスに絞ったという話を良く耳にすると思います。

今日はこのマルチスポーツについて個人的な意見を述べたいと思います。
受け取り方次第で誤解を招くこともあると感じたので、後半は有料にさせていただきます。ご理解ください。

マルチスポーツのメリット

まず複数のスポーツを行うメリットとしては、テニスの現場で働いてきた人間としてはYESで間違いないと思います。
これまでの指導経験でも、野球を経験しているジュニアは、総じて運動能力が高いという印象があります。

野球で行う、走る・投げる・打つには、身体操作に必要なことが凝縮されています。
また野球は、民間企業のサービス業的要素が強い指導ではなく、しっかり強めの負荷で練習するので能力がついているともいえると思います。

また水泳をやっていると、全身のコーディネート、動きの連動能力が高いと感じます。

サッカーをやっているジュニアは、空間把握能力が高く、コートのどこにオープンコートがあるのか?見つけるのが上手い。そしてインサイドキックで軽く蹴る、トラップなども経験しているのでショットに強弱をつけることが上手いです。

その他、例をあげるとキリがないくらい、異なるスポーツを行うことで、自然に身についている能力はたくさんあり、それは間違いなくテニスの役に立ちます。
複数のスポーツに取り組み、ある時期が来たら一つに絞っていくというのは、正しい方法であるといえると思います。

ジュニアテニスおけるマルチスポーツのデメリット


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