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後味の悪くない断り方。

「断り方」に正解はありませんが、相手を傷つけない「断り方」というものは存在すると思います。

誰かと予定を組んだのにも関わらず、仕事が入ってしまった場合、ほとんどの人はこんな感じの文章を送るでしょう。

「ごめん、急に仕事が入ったから行けなくなった!」
「本当に申し訳ありません。急に仕事が入ってしまい、行けないです」
「すみません。その日、仕事が入りました。申し訳ないです…」

もちろん、これで良いんです。

これで悪くないんですが、世の中には言葉を言葉通りの意味だけでは、受け取れない人がいます。

僕のような人間は、人からの誘いを急に断る経験があまりないので、急に断られたら、「本当は嫌だったのかな…」と考えてしまいます。

本当は嫌な予定だったけど、何だか断りにくい雰囲気だったから、とりあえず了承しておいて、数日前に急用ができたことにして断っているだけなのかもしれないと、この世で最もネガティブに考えます(笑)。

僕のように、そもそも人からの誘いが少ない上に、嫌な誘いを断る経験がなかった人間からすれば、誰かに断られることはすごくストレスです。

ただ、自分は相手の断り方を矯正することはできないので、僕は誰かの誘いを急に断るときの言い方をあらかじめ決めています。

もし、何かの仕事が入って、行きたい誘いを断る場合は、ちゃんと断るときの気持ちも伝えるようにしています。延長可能な予定と、延長不可能な予定の2つのパターンで文章化すると、こんな感じです。

「ごめん、明日仕事が急に入っちゃって、行けなくなっちゃった。また来週とかで行けないかな?」

「ごめん、明日仕事が入っちゃって、行けなくなっちゃった。明日を楽しみにして生きていたのに、心折れそうだよ」

前者は「謝罪+未来の予定」、後者は「謝罪+喪失感」の組み合わせです。

自分のせいで相手の一日を変えてしまうのなら、まずは相手を寂しくさせないようにすることが大事です。

僕は断られることが多いので分かりますが、断られる人にとっては、謝罪なんてどうでもいいんです。

最も大事なのは、断る人が自分と同じ気持ちであるかどうかです。

自分と同じように計画を練り直したいのか、自分と同じように悲しんでいるのか、それだけを確認できれば十分なんです。

その言葉がないと、次から誘いづらくなってしまいます。

「誘ってもどうせ来ない」と思われてしまったら、二度と誘われることはありませんし、せっかくの縁も自ら引きちぎってしまいます。

相手に寄り添うだけで良いのに、そこを怠るなんてもったいないです。

逆に、もう二度と誘われたくない場合は、ただただ謝罪しましょう。

相手が強いメンタルの持ち主じゃない限り、簡単に心折れてくれます(笑)。

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