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「言葉にしない」は、必ずストレスになる。

「これは大事だ」「これは忘れたくない」というものを知ったとき、僕はなるべくメモを取るようにしています。

自分では記憶力が良い方だと思うのですが、それでも忘れてしまうときはあるし、今はいろんな情報が入ってくる時代なので、以前よりは覚えたことを忘れやすくなっていると思います。

なので、自分にとって大事なことは、メモをとるのが一番だと思っています。

メモをとらない人は、「頭の中にメモすればいい」「心の中にメモすればいい」と、メモなんて取る必要はないと言いますが、僕は安易にそこに流れてしまうと、これまでの人生がもったいない気がするのです。

人の脳は忘れるようにできているので、面白かったことも、楽しかったことも、案外、簡単に忘れてしまいます。

「忘れる」というのは、思っているよりも損出が大きいです。

本当はそこそこ良い人生なのに、最近ちょっと上手くいっていないというだけで、記憶を都合よく書き換えて、「自分はよくない人生を送ってきた」と考えだす人がいるのは、きっといい思い出を忘れているからです。

なるべく僕は、人生を楽しんでいきたいし、自分に絶望したくもありません。

そんな意味も込めて、メモをとるようにしています。

時々、メモを見返すと、自分でも驚くほどに人生を謳歌していることが分かります。

僕のメモは、一文を箇条書きで書いていくスタイルなのですが、気がついたこと、自分の妄想、ただの文句、社会への問題提起、自分独自の仮説、友達から聞いた話など、本当にいろんなことが書いています。

こんなにいろんなことを思いつくのは、それだけ人生に熱中しているからでしょう。

それがそのまま仕事のアイデアに活きたり、noteの文章に活きたりすることもありますが、実際に一番活きるのは、自分の精神面です。

これらをすべて言葉にせずに、心の中にメモしておくと、自分の心のメモリーがストレスでいっぱいになります。

誰かに話したいけど誰にも話せていないストレスが、積もりに積もって、常に爆発気味になってしまいます。

僕がメモをとらないままでいると、他人の話なんてほどんど聞けず、隙あらば、自分の話をしてしまうでしょう。

それぐらい、「言葉にしない」というのは、大きなストレスになるのです。

一言でも言葉にすることで、頭の中はすっきりしますし、文字化して視覚的な情報にすることで、「これ、話すほどじゃないな」と分別できます。

メモは、他人を犠牲にしない、ストレス解消アイテムです。

他人に話を聞いてもらうまでもなく、自分でメンタルを管理できるので、これほど優れたものはないと思っています。

なんでも覚えておく必要はありませんが、自分のメンタルぐらいは、自分で管理したいものです。

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