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不機嫌は、ひとりで直さなくていい。

昨日、「不機嫌な人が嫌いだ」という記事を書きました。

この記事を読んだ人のなかには、僕と同じように「不機嫌な人に振り回されるのが辛い」という人もいれば、「不機嫌をコントロールできないことに悩んでいる」という人もいました。

そのコメントを受けて、僕はちょっと考えてみました。

どうしたら、不機嫌をコントロールできるのだろうか?

僕は、小学生のときから、「不機嫌は悪」という価値観で過ごしてきました。

教室内では、「お前、気分屋なとこ直せよ!」と直接注意する光景はよく見られていましたし、不機嫌の人が悪いという雰囲気が成り立っていたのをよく覚えています。

体調不良でもない限りは、基本的にいつも通りいることを心がけていたので、自分の気分で周囲の人を振り回さないようにするくせは、自然と身についていました。

とはいっても、僕にも機嫌はあります。

落ち込んでいるとき、悩んでいるとき、疲れているとき、面倒くさいと思っているときなど、多種多様な感情を抱えて生きています。

それを他人に影響させないためには、どうすればいいのか。

方法は一つしかないと思います。

それは、ひとりで不機嫌を直そうとしないことです。

気分が下がっているときの僕は、なるべく人に喋っています。

「こんな嫌なことがあった」「こんな面倒なことが待っている」「あんなことが不安だ」と伝えるようにすると、機嫌は簡単に取り戻せます。

嫌な感情になっている理由を話す時間がとれると分かっていれば、他のことをするときは通常通りやろうと思えるし、相手の話を聞く余裕も生まれます。

なぜ気分が下がっているのかを話さないから、「あの人は不機嫌そう」と思われて、周りに気を遣わせてしまうのです。

自分がなぜ不機嫌か分からない場合でも、誰かと別のことを話しているうちに、モヤモヤしていた思考が強制的にストップされ、そのまま考えなくなることもあるので、人と話すことはかなり効きます。

人と話せなければ、不機嫌の原因が書いていそうな本を読みながら考えてみたり、どこかに行ってリフレッシュしたりすれば、必ず機嫌は取り戻せます。

言葉にしていくうちに解決策が見えてくることもあるし、考えることをやめてみたら解決しなくてよかったこともあります。

不機嫌を直すには、考え続けるか、考えるのをやめるしかありません。

どちらでもない中途半端な状態を続けるから、不機嫌が周りに伝わってしまうのです。

この考え方が、不機嫌をコントロールできない人の参考になれば幸いです。

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