プレゼントするのは、モノではなく時間だ。
誰かへのプレゼントを選ぶことが、苦手な人はたくさんいるでしょう。
中には、恋人のプレゼントを異性の友達と選びに行ったりして、自分の頭で考えることすら放棄している人もいるでしょう。
でも僕は、そんなことは絶対しない方が良いと思うんです。
なぜなら、プレゼントはモノではなく、“時間”だと考えているからです。
どんなモノをもらうにしても、そこにどれだけ時間をかけたのかが分かるものが良いに決まっています。
僕は、相手のために頭を使って考えたことを伝えられるプレゼントを、心がけています。
例えば、友人の千葉くんが東京に上京するときは、千葉くんのためだけに書いた一冊の本をプレゼントしました。
白紙の大学ノート60ページの全てのページを、手書きの文字で埋め尽くしました。目次を書いて、千葉くんとの思い出話を50話ぐらい書いて、感謝の言葉を書いたりして、何度読んでも笑える内容を心がけました。
千葉くんは喜んでくれましたが、僕の労働量はえげつなかったです。次からは、もう少しレベルを落としたプレゼントをしたいと思いました(笑)。
ただ、このプレゼントを渡してみて思ったのは、「人は時間をかけると喜んでくれる」ということ。
時間を使いすぎてしまいましたが、今まであげたプレゼントよりも、圧倒的に反応が良かったです。
こうして、時間ごとプレゼントすることで、プレゼントに重みが出るんだなと学習した僕は、時間をかけたプレゼントを心がけるようになりました。
もちろん、唯一無二のプレゼントをしなくてもいいと思います。
相手がゲーム好きなら、ゲームソフトを買っても良いと思いますし、相手が早起きが苦手だったら、絶対に起きれる目覚まし時計を買っても良いんです。
相手のことを想像した事実が、大事だということです。
なので僕は、誰かと一緒に考えたプレゼントは、あまり嬉しくないです。
そんなプレゼントをもらうと、「あっ、こいつ、プレゼント考えるの面倒だったんだろうな。ごめんな」と考えてしまいます。
ただ、それより嬉しくないプレゼントもあります。僕は、こんな祝われ方をすると、多分キレると思います(笑)。
それは、ケーキを顔面にぶつけるサプライズです。
これに関しては、相手を喜ばせたいというより、自分たちが集団で満足したいとしか言えません。
バラエティー番組のマネをしただけの、安易な考えだと思います。
バラエティー番組は、面白く見せるためにやっていますが、一般の人の誕生日パーティーとかは、全国ネットで放送されているわけではありませんし、ケーキをぶつけられて喜んでいるヤツも多くないはずです。
祝われているからこそ、何も言えない相手をねじ伏せて、自分たちが笑うというのは、ただのいじめです(笑)。
なので、これからはみんながみんな、時間をかけたプレゼントをしてくれると、いいなと思います。
しかし僕は、こういうふうにプレゼントへのこだわりが強いので、誰からもプレゼントをもらえていませんが(笑)。
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