見出し画像

1秒もムダにしたくない人ほど、1回休んだ方が良い。

抱えきれないほどの仕事量があると、早く終わらせたいがあまり、休みを入れることなく、ぶっ続けで作業を行うことがあります。

そんなとき僕は、家から一歩も出ず、ごはんもなるべく簡単なものにして、お風呂もすぐに入り終え、とにかく時間を節約しようと躍起になってしまいます。

一応、やり続けていれば仕事は終わるのですが、毎回疑問に思うことがあります。

これだけ時間を節約しているのに、なぜ仕事を終えるのが深夜になってしまうのだろうか。

ひどいときは、朝の7時から仕事を始めていたのに、終わったのは深夜2時なんてこともあります。

かなりの仕事量だったといえばそれまでですが、「もっとうまく時間を使えたのではないか?」と、自分の時間の使い方にまだ疑いをかけてしまいます。

ここまで時間を節約した僕に、できることはあるのだろうか。

そんなとき、自分の作業ペースを見て、あることに気がつきました。

時間を節約しているときほど、1つの作業に膨大な時間をかけている。

僕が作業をする時は、いつも目の前にストップウォッチがあり、1時間ごとにタイマーが鳴るように設定されています。

それを目安に、1つの作業にかかった時間を記録するのですが、家でこもっているときほど、作業1つ当たりにかかる時間が、長くなる傾向があるのです。

「時間がある」と思っていれば、何時間でもかけてしまい、他の作業が後回しになっていって、仕事の終了時刻がどんどん遅れてしまうのです。

しかし、外出の予定があったり、誰かとの約束があれば、作業のやり方は変わります。

それらの予定に間に合わせるために作業を終えるし、一度、作業場を離れることで、集中力も維持できます。

「一度、作業場を離れる」というのは、すごく大事なことで、これができるかどうかで、集中力は変わってきます。

やはり、ずっと同じ場所に居続けると、いつまでも終わらない気がするし、いくらでも時間がある気がしてきます。

だからといって、ぶっ続けで作業を行うと、より集中力は維持できなくなります。

そのため、時間を大事にしたければ、必ず「休み」を入れなきゃいけません。

「休み」というのは、「作業場から離れる」ということです。

仕事道具が目に入らない場所に離れて、一度頭の中を空っぽにしないと、休憩していても、仕事をしている感覚になります。

大事なのは「時間を節約すること」ではなく、「最低限の時間で良い仕事をすること」です。

僕は、仕事の目的を間違えていました(笑)。

作家業をはじめて5年。

ようやく、効率的な仕事のやり方を発見しました。

この記事が参加している募集

面白いと感じてくれた方、よろしければサポートお願いします。純粋に僕が嬉しいだけでなく、もっと量が多く、もっと高品質な作家活動ができます。どうぞ、よろしくお願いします!