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図書館は、可能性に手を伸ばせる場所。

僕が本を読みたいとき、図書館を利用することが多いです。

図書館には、数多くの本が並んでいるうえに、無料で借りることができるので、使わない手はありません。

本を購入するのも良いですが、それではお金が無くなっていくし、家の本棚がかさ張ってしまいます。

だからこそ、普段は図書館の本で、読書を楽しんでいます。

そして、図書館の魅力は、それだけではありません。

僕は、自分が忙しくなって、大切なものを見失いそうになったとき、図書館で1~2時間過ごすことがあります。

そして、図書館を出た頃に、心が晴れやかな気分になります。

その理由は、図書館の本の品揃えの豊富さに理由があります。

本屋とは異なり、図書館には売れ筋の本を並べるコーナーがありません。

本屋なら、ランキングが張り出されていて、ランキング順に本が積まれていることがあり、世間で関心度の高い本に出会うには、とてもいい場所です。

しかし、自分の関心度の高い本に出会うには、図書館の方が向いています。

本屋のように、買わない罪悪感はないし、惹きつけられるポップなどもないので、本選びに集中して、自分と向き合うことができます。

社会学、心理学、教育、語学、文学、経済学など、幅広いジャンルの本が豊富に揃っているため、じっくりと本を選ぶことができます。

ポップや売れ筋、他人の視線に惑わされることなく、自分の意志で気になった本棚の前で足を止めます。

そのとき、新たな自分と出会うことができます。

「日常生活は仕事のことばかり考えていたけど、本当は、こんなことにも興味あるんだなー」と、意外な一面を知ることができます。

普段の同僚や友達との会話では、お笑いやラジオなどの話ばかりしていますが、図書館では、お笑い芸人が書いた本や、ラジオ論を語った本よりも、自然科学、近代文学、マーケティング、語学などを手に取ることが多いです。

なぜ、普段の会話に出てこないジャンルの本を手に取るのか。

それは、良い可能性が隠れている気がするからです。

単純に読書を楽しむなら、自分の生活圏ジャンルの本を手に取るでしょうが、本には、「自分の知らないことを教えてくれる」という役割もあります。

そのため、自分が関わっていないジャンルの本を手に取ると、「今の自分では到達できない、面白い世界に導いてくれるんじゃないか?」という期待も、わずかばかりあるのです。

つまり、本に手を伸ばすというより、「可能性」に手を伸ばしているのです。

その本をきっかけに、人生が変わるかもしれないし、考え方が変化するかもしれないし、仕事に役立つかもしれない。

そのわずかな期待感も含めて、読書の醍醐味なのです。

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