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今ある幸せは、今のうちにつかんでおく。

僕は、週の半分以上、コーラを飲んでいます。

楽しいとき、疲れたとき、悲しいとき、苦しいとき、そのすべてを、コーラとともに過ごしてきたといっても過言ではないでしょう。

これを書いている今、疲れはピークに達しています。

できれば、今すぐにコーラを飲んで、ゲップとともに疲れとストレスを吐き出したいです。

(しかし、今は電車の中なので、それはできない。)

僕がここまでコーラに頼るようになったのは、高校1年生の頃。

生活環境がガラッと変わって、溜まったストレスをどこにも投げつけられなくて、コーラを一気飲みすることに。

限界まで一気飲みして、喉の奥が苦しくなることが快感で、美味しいコーラを飲むには、ある程度のストレスを、良いスパイスになると思いました。

それから、高校の自販機で毎日コーラを買うようになり、コーラを飲むことが毎日の楽しみでした。

それから、土日のバイトの休憩時間も、海を眺めながらコーラを飲みました。

疲れては、コーラで流して、また疲れては、コーラで流しました。

そんな僕を見て、誰かが心配したのか、ある日学校から、こんな通達が届きました。

校内での炭酸飲料の販売を禁止します。

高校3年生。

進路についても考えないといけない時期なので、僕はより一層、コーラに頼るつもりでした。

僕は絶望感に襲われながら、高校最後の1年間を過ごすことになりました。

どれだけ疲れやストレスを溜めても、すぐにコーラで流し込むことができず、常に体の中に悪性のものを溜めている気がしました。

これだけ1つの楽しみが奪われることが辛いとは、全く考えていませんでした。

はじめは、コーラを飲まない日々にも、いつかは慣れていくだろうと思っていましたが、僕は余計にコーラに手を伸ばしたくなり、放課後や土日に浴びるように飲みました。

これが大人になったら、コーラからお酒に代わってしまうのだろうと危惧していたのですが、僕は相変わらずコーラが好きで、お酒よりも圧倒的にコーラを欲しています。

酔わないし、甘いし、刺激が強いし、安価。

これほど魅力がたくさん詰まった飲み物は、この先も生まれることはないでしょう。

だから僕は、飲めるうちに飲んでおきたい。

いつか、僕の高校のように、国がコーラを自由に楽しむことを禁止する可能性もあります。

今ある幸せは、掴めるうちに掴んでおきましょう。

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