「終われない」に、追われない生き方を。
時々、仕事もせず、テレビを観るわけではなく、ボーッとしてしまうことがあります。
決して、やることがないわけではなく、むしろ、山ほどやるべきことがあるときに、大量の作業量から逃げるように、思考停止になってしまうのです。
とはいっても、サボりたいわけでもないし、逃げ出したいわけでもありません。
頭の中は、大量の作業量のことでいっぱいで、まったく現実逃避はできていません。
それなのに、どうして何もやらないのか。
決して、その時間で気分転換しているわけでもないし、睡眠だってとれていません。
そして、何に対して、ストレスを抱いているのか。
作業量の多さなのか、それに伴う人間関係なのか、それらをこなせない自分なのか。
いろんなことが、わからなくなっていました。
これは一度、ゆっくりと考えようと思い、停滞した時間を使って、自分の頭を整理していました。
答えは、簡単なことでした。
「終われない感覚」に追われているからだ。
どれだけ作業をこなしても、次から次へとやるべきことが見えてきて、それを強く意識すると、やる気がグンと下がります。
この地獄から抜け出せないような気がして、生きること自体を面倒だと思ってしまいます。
どれだけ頑張っても終わらないなら、何もしたくない。
そんなふうに考えて、何もできなくなるのです。
しかし、冷静に考えてみれば、終わりがこないものはなく、どれだけ時間がかかっても、すべてのことは必ず終わります。
つまり、「終われない感覚」というのは、単なる思い込みなのです。
じゃあ、「思い込み」をやめよう。
そうは言っても、人間の思い込み能力は、個人の力で制御するのは難しく、なかなか手放せるものではありません。
それなら、発想を変えるしかありません。
つまり、「確実に終わった感覚」を意識するということです。
さっき終えた作業、昨日終えた作業、3日前に終えた作業を思い出して、確実に終わった感覚を思い出すのです。
過去を振り返るのはカッコ悪いとされていますが、過去を上手く使うことも、ときには必要です。
「終われない」に追われないために、使える知恵は使うべきです。
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