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イベント開催報告 - 伝統×アート!新たなアートの楽しみ方に触れる時間を

今年は暖冬ですね。こんにちは、ジソウラボのミノです。みんな、雪不足だ〜というなか、その恩恵を享受して、県外からのお客さんが、ふらりと井波を訪れてくれました。

その方は、アートや旅が大好きな男性(以下プロフィールにてご紹介)”対話型鑑賞ファシリテーター”という名で、教育やビジネスの場で、感性を伸ばすための研修をしています。

職人の作品(アート)が街の景観となじむ井波に、そんな方が来てくれるのだからということで、『伝統の町で新たなアートの楽しみ方に触れる座談会』を企画し、その方をファシリテーターにイベントを開催しました。今日は、そんな当日の様子を、こちらでご紹介していきます。

<伝統×アート> 伝統の町で新たな対話型鑑賞を考える! なぜ、世界のエリートは、どんなに忙しくても美術館に行くのか? (3)

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(当日の様子)

対話型アート鑑賞は、参加者ができるだけ発言できるように7人までと上限を設けているのですが、今回、2日前にイベント開催が決定したにもかかわらず、定員オーバーの10名の方が集まってくれました(嬉々)。

詳細URL:https://www.facebook.com/events/555893134961474/

また、場所は職人に弟子入りできる宿Bed and Craftで開催。職人さんの魂のこもった(アート)作品の中でイベントができる、そんな特別感がありました。

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(写真:Bed and Craft TenNE / 泊まった方のたのしみになるよう写真は寝室だけをご紹介)

感性を伸ばす、対話型鑑賞とは?

当日参加者として集まった10人は、ファシリテーター以外全員が、地域の方ですが、半分以上が初対面。

そこで、自己紹介タイムが入ります。しかし、この自己紹介タイムも普通とは違います。

当日の自己紹介タイムの前に、自分の気になるアートカードを選ぶ時間を取り、そのアートカードに書かれている写真とのつながりを考えながら、自己紹介や、富山や井波のいいところを紹介していきます。いつもの自己紹介とは違い、アートとの関連性を考えないといけないため、いつもと違う脳の部分を使っている感覚がありました。

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(国立美術館のHPより/アートカートの例)

対話型アート鑑賞とは?

そして、参加者が待ちに待った、「対話型アート鑑賞」タイムへ。「対話型アート鑑賞」とはニューヨーク近代美術館(MoMA)が教育プログラムとして開発した鑑賞法です。

参加者全員が一つの作品をじっくりと鑑賞し、その後、決められたテーマで自由に語り合うというもの。1人の学芸員(ファシリテーター)と10人未満の参加者で開催されることが多く、現在アメリカでは100以上の美術館と300以上の学校で実施されています。

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通常の対話型アート鑑賞は、有名な作品の画像をプロジェクターで映したり、美術館内の作品を対象に対話を始めます。

しかし、今回は、職人さんのアート(作品)が飾られている会場にいるということで、宿内の作品についてみんなで語り合うことになりました。

まずは、1分間、静かに作品を鑑賞します。
離れてみたり、近づいてみたりしながら、誰とも話さず自分の中で、どんな考えが沸き起こっているかを受け止めます。

次は、15分ぐらい時間を取り、参加者1人1人が何を思ったかを発言していきます。

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アートに興味がある人は、仏様3体の色について興味を持ったようで、なぜこの色であるのか?なぜ、マーブルなのか?を自分なりに推測していました。


地元の女性は、玄関の前にあることで魔除けのために作られたアートなのではという考えを持っていました。


また、地元のカメラマンである人は、作品と照明と、その影に興味を持ち、仏の影も含めた全体のバランスについての考えを共有してくれました。


さらに、作家と同じ職人さんである人は、仏の顔が左右で違うことにについて、男と女の二面性を表現しているのではないかなど、様々な考えをシェアしてくれました。


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このように、対話型アート鑑賞は、作品の時代背景や、作家の人となりを聞くような一般的な鑑賞ではありません。参加者が、その作品を見て思ったことを自由に口に出せる時間です。

職人でも職人でなくても、アートに興味があってもなくても、誰もが平等に周りの意見を聴きながら自分の考えを進化させていく、まだまだ語り尽くせない!時間が足りないと思うほど井波初の対話型アート鑑賞は、盛り上がりました。


井波はアート作品であふれる町!

井波には、250年の職人の歴史があります。職人が残した建築物や作品が景観となって残っているため、街全体でこのような対話型アート鑑賞会ができるのではと、参加者一同がワクワクした一日でした。

同時に、自身のMASTER PIECEを残したいと挑戦する人を応援するため、井波では職人(MASTERS)へのリスペクトを深めるため、このような誰でも参加できるイベントを今後もやっていきます。

そんなきっかけをくれた、旅するアートナビゲーター長南さん、そして初回に参加いただいた9名の皆さま、本当にありがとうございました!

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Speacial thanks to 長南雅也氏(対話型鑑賞ファシリテーター)

茨城県潮来市育ち、東京都在住。ゲーム業界からインターネット業界を経て様々な会社で様々な職種を経験するが、仕事や技術や考え方が激しく変化する業界の中で、自分らしさよりもスキルが求められる仕事に違和感を持つ。2020年からコンサル企業で、人材開発を通して組織の風土改革を進める仕事に従事。
マイプロジェクトとして、映画とアートと対話で自分らしさを引き出し、違いを楽しめる場を作っている。 「六本木アートナイトをもっと楽しむガイドツアー」のボランティアを通じてアートの対話型鑑賞と出会い、京都造形芸術大学ACOPの対話型鑑賞講座に参加。 青学WSD29期、カレーの学校8期、生きるように働く編集部、リトルトーキョーイベントディレクター。

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井波では、伝統を次のレベルに一緒に上げてくれる方を募集しています。ぜひ、以下の募集内容も覗いてみてください\(^o^)/

#井波 #MASTER #inami 


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