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寒さと風は孤独を鮮明に縁取る|202411|roll film#8

2024年2月、デジタル一眼レフカメラを手にして写真を撮り始めて10年目となる節目にフィルムカメラで定期的に写真を撮ることをはじめた。

海岸から打ち寄せる強い波風が秋から冬へ、季節が移り変わる速度を上げていく。川岸を歩くと遡上の途中で息絶えた鮭の死臭が鼻を刺激する。いつからか、このにおいは冬がまもなく来ることの合図となった。


FUJICA ST701|フィルム/FUJICOLOR400

10月に購入したフィルム一眼レフFUJICA ST701を使用して撮影した写真。

感光した一枚目


富士見ヶ丘公園の干上がった池



吊り橋の向こうに芝刈り機


吊り橋を進んで、向こうに芝刈り機


白樺林



レストランメルヘンのすべての卓上にはこの調味料群が置いてある



なかにしりくとかあさん



二日酔いアツヤ


ガーリックチキンの食後の食器



円形消波ブロックの上から夕陽を眺める



強い風を耐え忍ぶ



実家の母と犬


秋鮭の遡上を狙う海鳥を眺める



秋鮭の遡上を狙う海鳥とカラス



川にたどり着くことなく、海岸に打ち上げられた秋鮭の死骸


ここ最近はコンパクトフィルムカメラで撮影することが増えていたため、フィルム一眼レフカメラでの撮影は少し久しぶり。カメラの露出計が作動しないため、目測と勘で露出合わせをしてみたけれど大きく外すことはなかった。

今年の10月は友人たちが来てくれたことで、外に出て撮影する機会が例年より多かったように思う。寒さと風は孤独をより鮮明に縁取るようで、誰かと一緒であれば外出する機会も増えるのだなあ、と今更の気づき。まもなく来る冬も、寒さに慣れ始めた今は少し楽しみだ。





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原田啓介
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