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営業を経験していてよかった…とほぼ毎日思っていること。

地方BtoBのWebマーケ支援をするようになって数年経ちますが、過去に営業を経験していてよかった…とほぼ毎日思っています。営業経験がなかったらたぶん遭難していました。

稲田の職歴|広告代理店→出版社→Web制作会社

小さな広告代理店(東京)
90年代だったので、雑誌媒体の広告営業を主にしていました。幸いなことに勢いのある新興ゲームメーカーさんを開拓でき、とても可愛がっていただきました。代理店時代の後半は雑誌や新聞でのゲームのタイアップ記事を手掛けていました。

小さな出版社(長野)
結婚を期に地元長野の出版社に転職。自社で発行している月刊誌と旅のガイドブックの広告営業をしていました。2000年初頭は地方誌にまだ勢いがある時代でした。当時は珍しかった『長野県のラーメン店特集』が飛ぶように売れて、本屋さんに再納品したことも。2002年にフリーペーパー『日和』を立ち上げ、広告営業・表紙ディレクション・編集・取材・執筆とやれることはほぼ全てやりました。自分が立ち上げた雑誌ですのでやりがいはありましたが、激務でした。

小さなWeb制作会社(長野)
激務すぎて7年務めた出版社を退職。専業主婦をしていたところ、知人の紹介でお声がけいただき、現在のWeb制作会社JBNへ。妻には「これから専業主婦をやります」といって退職したのに、わずか3ヶ月で「やっぱり働きます」と言ったので、すごーく呆れられました。
入社してからはWebディレクター →営業 →営業部長 →戦略策定ユニットリーダー →制作ユニット →マーケティングディレクターと流れ流れています。

いろいろ経験しているうちに、役職とか肩書きとか本当にどうでもいいと思うようになってきました。どの部署だろうか、職務だろうが、「顧客の事業に貢献する」が自分の目的なのは変わらないことがわかったからです。

営業経験があることで一番助かることは「商売とはどういうことか」を肌感覚で知っていることです。もちろんグローバルビジネスなんて知らないし、専門的な経営学を学んだわけでもないですけど、お客様の「商売」の側に立って話すことは何とかできています。これがなかったら本当に手も足も出ない…と考えただけで怖いです。

顧客はWebのマスターになりたいわけではない

当たり前の話ですが、Web活用に本腰を入れようと決意したお客様はWebのマスターになりたいわけではありません。お客様の目的は自社の事業拡大や課題解決で、Web活用はそのための手段です。
そんな顧客に「CRMの正しい使い方」「MAをマスターするためには」しか話せないとしたらちょっとゾッとします。まず顧客のビジネスを理解して、商売の文脈でWebマーケ支援を話せなければお話にならないし、信頼関係が構築できないと思っています。Webマーケ支援をする相手と信頼関係が作れなかったら、恐らく何もできません。

もちろん、顧客ビジネスの理解なんて一朝一夕ではいかないですが、商売の視座を持っているからこそ日々の活動から知見を積み重ねていくことができるし、顧客も信頼して色々相談してくれるし教えてくれます。

若いときに仕方なくやっていた営業ですが、その経験が今の自分を助けてくれています。マジでありがとう。

営業経験を積むことの重要性

だから、WACUL垣内さんのこのツイートは本当に共感しました。

営業マネジメント実績のない、人事責任者は不安があると言う話を聞き、何でもそうだなと思った
営業実績のないマーケターもまた価値を出せない
全ての原点に日本で言う「営業」があり、その経験がない人は上辺だけであることが本当に多い
若い人には兎にも角にも営業経験を積むことをお勧めします

「若い人には兎にも角にも営業経験を積むことをお勧めします」

今、不本意な気持ちで営業をしている若い人もきっとどこかいると思いますが、その経験はきっと役に立つと思います。目の前のお客さんを喜ばせてあげてください。

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長野県BtoB企業の皆さまへ

ぼくが所属している株式会社JBNでは「BtoB企業への成果貢献」を目的とした戦略策定・Webサイト制作・Web運用支援・Webマーケティング支援を一気通貫で行なっています。

「営業活動にWebを活かしたい」「属人的営業から組織的営業に移行したい」とご検討のお客様はお気軽にお問い合わせください。

稲田英資について

株式会社JBNで戦略策定とWebマーケティング支援を担当しています。
BtoB企業の成果に貢献するWeb活用について、Twitterで日々ツイートしていますので、よかったらご覧ください。

Web制作/Webマーケティングについて

Web制作とWebマーケティングについてまとめています。よかったらご覧ください。

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