地方企業がWeb制作会社を上手に活用する方法
地方企業がWeb制作会社を上手に活用する方法
相談する
任せる
頼る
この反対が「何でもかんでも自分の思い通りにやらせようとする」です。WebのことはWeb制作会社の方が詳しいです。それなのに、発注者なんだから言った通りにやってほしいという思考のままだと制作会社のパフォーマンスはガタ落ちします。
Web制作会社にはそれぞれに発揮できる得意領域やバリューがあります。「自分の言った通りにやってほしい」で推し進めてもいいですが、それだとWebに対するあなたの理解度や能力以内のものしか生まれません。そして、ほとんどの地方企業はWebについて知見も経験も足りません。
つまり、「自分の言った通りにやってほしい」のままではWeb活用の目的である「事業の成果」に貢献できません。腕の立つ料理人をせっかく雇ったのに、毎日レトルトカレーを温めさせているようなものです。
これからの地方企業はWeb活用が必須になりますが、「制作会社の上手な使い方」はまだまだ浸透していないと思います。ぜひ上手に使ってください。
信頼できる制作会社をどう見つけるか
となると、事業会社にとって重要なのは「どんなWebサイトを作るか」の前に、「信頼できる制作会社をどう見つけるか」です。あまり話題になりませんが、これからの地方企業にとって大きなテーマです。制作会社の詳細な情報なんてほぼないし、見つけ方も分からない会社が地方ではほとんどですから。
事業推進や課題解決にはWeb活用が無視できない状況になったのに、自社に最適なパートナーを見つける術をほとんどの地方企業が持っていない。あまり話題になりませんが、ぼくは大きな地方課題だと思っています。必要性は高いのにWeb活用のパートナーを「探す/選ぶ」のにスキルがいるのが難点です。そのため、制作会社が提供する情報も届ききってはいません。このギャップは何とか解決したいなあ…と常々思っています。
ぼくが一番お薦めするのはWeb活用をバリバリやっていて成果を出していそうな地元企業を見つけたら、「すみませんが、どの制作会社で作ったのか教えて頂けませんか」と教えを乞うことです。それを何社かやってみる。
検索して上から順に電話するより優良な情報が手に入るはずです。大切なことは実際のユーザーに聞くのが一番。そのためにも自分で動いて、自分で見つけて、自分の耳で聞くこと必要で。当たり前のことですが、当たり前を横着しないのが大切ですよね。お試しください。
関連note
発注側にとっては「制作会社を選ぶこと」がより難しくなってきている。
「顧客の思いつきより、ユーザビリティを優先する」というWeb制作会社の倫理や矜持。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?