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Web制作/Web活用支援のこと

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Web/Web活用支援について考えたこと、学んだことをストックしていきます。
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2021年1月の記事一覧

「Webマーケを始めたいが、社内環境が整っていない」という地方BtoB企業のジレンマ

Webマーケ支援をしているA社様とB社様の定例MTGが今日はそれぞれあって、二社とも第一声は「やってない宿題があって…」から始まりました。 ほとんどの長野県BtoBはマーケ部署などなく、皆さん兼業で活動して頂いているのでよくあるケースです。だからこそ、地方企業の共通課題でもあると思っています。 社会がデジタル前提に急速に変わり、人々の購買行動が変わり、企業も「変化せねば」と意識は芽生えてきたけれど、地方ではまだまだ組織や人員まで対応できていません。 営業デジタル化やDX

「見つけるもの」としての成果

Web活用支援をしているW社様のセミナー申込みが順調に伸びているのを見て、マーケティングサイトを一緒に作った制作ユニットリーダーの阿部さんから「自分たちの頑張りと、企業さんの頑張りによって結果が出るのが嬉しい」とチャットが届きました。 ぼくも本当にそう思います。 そして、そういう気持ちの同僚と「顧客の成果」をチームで追えるのが一番嬉しいです。 「顧客の成果」「顧客の成果」 ぼくは何よりこのために仕事をしています。そこには必ず課題とニーズがあるし、成果はJBNという会社の価

「答え」すらもどんどん過去のものになっていく。

顧客エンゲージメントクラウド『Magic Moment Playbook』という新サービスがリリースされました。 営業活動を支援するクラウドサービスが注目されています。 上記の『Magic Moment Playbook』も2021年1月20日にリリースされたばかり。色々出てきます。これもSFAなんだろうと思いますが、よくわかっていません。 かつてのグループウェア 何にしても三年後には営業活動を支援するクラウドサービスをほとんどの企業が「何かしら使っている」ことが常態化

『地方企業に共通する営業課題とWebを活用した解決事例』に登壇します

すごく乱暴にまとめてしまうと、地方のBtoBでは「マーケティングとセールスを分けて種蒔きと刈り取りを分割する」 という手法に対し、「そもそもそれは両方とも営業の仕事だ」という旧来の考え方が立ちはだかるので、概念を転換する働きかけをしなくてはいけない。 そこに時間と労力がかかります。むむむ。 概念ではなく、旧習かもしれないけど。 そして、それを言う経営陣の方々は悪い人ではない。ちゃんと耳を傾けてくれる。本当に。それでもやっぱり「これまでの考え方」を転換するのは大変なのです。

ツーペアから始める勇気

2のツーペアしかないのに、「Qの4カードの規模をやれ」と言われて四苦八苦してる現場の方を見ると胸が痛くなる。 4カードにできますと言う支援会社もあるかもしれないが、ぼくはできない。やり方も知らない。 指示を出すえらい人はまずポーカーのルールを覚えてほしいし、手持ちのカードを見てほしい。 企業課題であるからこそ、真剣に話すほど領域は大きくなり、必要な施策は多くなる。 でも、手持ちのカードが2のツーペアであればまずそれで領域の片隅の一角を塗り潰した方がいい。課題を分解して

「伝わるをふやす」と「使うをつくる」

「言わなくてもわかってもらえる」というのはどんなに近しい間柄においても大抵は幻想に過ぎないんだよね。それを前提とするだけで、プライベートも仕事も以前より少しだけうまくいき出す。例えば、ちゃんと主語を使って話すとかそういう地味な事なんだけど、それだけで相手のストレスはぐっと減るのよ 本当にそうと思います。 親しい間柄ほど主語は省かれるこそ、仕事上でも、人との関係性を疎かにしないためにも大切。ぼくも職場で「主語はなに?」とよく聞いています。 平田オリザさんの『わかりあえないこ

「組織から個へ」と地方はどう向き合うべきか。

「組織から個へ」の流れに異論はないし、Webの活用領域も広がるので個人的には歓迎している。 「個」をターゲットにしたWebサービスも盛んだし、今後もより深まり広がると思っている。例えば、ニュースレターは確実に「個」で戦える人たちには広がっていくだろう。と思う。 となると、地方の制作会社として考えなくてはいけないのは、「必要だけど苦手な人たち」への支援なんだろうな…とぼんやり考えている。 Web環境が整っていくということは歓迎すべきだが、個の能力(テキストが書ける/編集視

「書けない人」のメカニズムと「書くため」の解決策

企業にとって「書く・伝える」ことの重要性が増してきました。 「書く・伝える」ことはWebサイトに限らず仕事のほぼ全領域で必要とされます。 しかし、「書く・伝える」がうまくできない。 「何とかしなくては」とは思うが、「その解決策が分からない」と悩んでいる企業が想像以上に多いと実感しています。 仕事のオンライン化が進み、様々な場面で「書く・伝える」の重要性が顕著になってきたからこそかもしれません。御社はどうでしょうか? 先日、Webサイト制作の打ち合わせ中に、中小企業のA社

自分に大きなブーメランが帰ってきて超痛かった話。

同僚の佐藤さんが「Twitterきっかけで、各方面からポロポロとお声がかかるようになりました」と教えてくれて、すごいなあと思いました。 以下、ぼくの持論です。 1 アクションは近い人から起きる(飯髙悠太さん教え) 2 継続的なTwitterは「そういえば」の想起に貢献する 3 想起から「佐藤さんにこれ頼んでみよう」のアクションに繋がる 4 それまで良質な人間関係を積み重ねてきた人は「想起」の効果が大きい つまり、SNSでは想起を生むゆえに ・過去の過ごし方が財産となり

地方BtoB企業の共通課題と2021年の個人的な指針

長野県BtoB企業様のWebマーケティング支援を何とか推進するようになって、現時点での重要ポイントは下記の三点になります。 だから、手持ちのカード(顧客側のリソースや体制、見込客リスト)を把握することが大切だし、机上の空論ではない現実的なゴール設定が重要になる。足を止めないことが大事。 たまに「○○がうまくいきません」と相談されますが、うまくいかないことが「今の実力」だと把握して、目標と施策を修正した方がよいはずです。 もうあまり言われなくなりましたが、「もし○○な失敗