『I See The Light』を2週間で歌える様になるまで ①

#3の動画は 、ボイストレーニングではなく、歌唱のレッスンをしている様子を綴っている。歌を始めたばかりの栗本唯梨さんと、スタートから2週間で曲を仕上げるまでをレッスンの流れに沿ってまとめた。

前回の記事にも書いたが、歌のレッスンを初めて受ける栗本さんの第1曲目は、『塔の上のラプンツェル』の「I See The Light」英語バージョンを選んだ。
喉に負担なく、ボイストレーニングで扱っている声帯ボディカバーとOnset Offsetを取り入れながら練習できると思ったからだ。

流れは以下の様になっている。

1)オリジナルを聴きながらサイレンでメロディーラインを確認。

何度も繰り返しオリジナルを聴くことは、とても大切だ。また喉に負担がかかっていないか、正しい音程を作るための喉頭のセットアップは出来ているか、息の量はちょうど良いか等をチェックすることが出来る。

2)歌詞を"言葉として" 読んだら(予め発音記号などは別に勉強しておく)、オリジナルに合わせて歌詞を入れる。

ミュージカルの場合は、台詞として読んでみるのも良いと思うし、子音を発音するに当たって下顎や舌が緊張していないかチェックするのも大切だ。

3)言葉と旋律を合わせて、一人で歌える様にする。

ジャンルによっては、楽譜を使わずに耳で聞き取りながら勉強することもあるが、旋律や言葉の入り方がはっきりしない場合は、立ち止まって丁寧にさらってみる。

4)ミュージカルナンバーなど、仕事現場で楽譜を使うジャンルを歌う時は、楽譜の確認をする。

伴奏部分の強弱を含め、楽譜には私たちの表現を助けてくれる鍵がいっぱいある。

ただ、クラシック以外の楽譜には、あまり細かいIndicationがないこともある。そこで以下の方法で勉強している。

・大歌手の歌い方を細かに聞いて分析する。
・このジャンルは、一般的に"こう歌うべき"をいうスタイルがあれば勉強する。
・どの様な環境で歌うのか(ヘッドマイク or コンデンサーマイク? リハはどの様にやる?)
・台本の前後から、どの様なナンバーなのかを考える。
・言葉のアクセントに強弱を合わせる。
・伴奏部分の強弱、表現などから作者の意図を汲み取る。
(ドイツリートでは必ずその様な分析をしてから歌に取り組む。)

最後に....

・歌詞を言葉と読み、自分らしい表現を試してみる!
・音楽に合わせて、感じたままに歌ってみる!

続きはまたの機会に...
拙い動画だが、お時間があれば試聴していただけたら嬉しい。

ちなみに...”仕上げる”と言っても、まだまだスタート地点に立ったばかり。ここからゆっくり自分らしい表現ができる技術を磨いて欲しいと思っている。
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Estill Voice TrainingーEstill Master Trainer。声、音楽についてなど。 SNSを色々と始めようかな、と思っています。 全てのリンク→https://linkmix.co/1104117