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フェスと祭礼

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雨宮のつくるフェスティバル関連の記事
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#野外フェス

フェスのプロデューサーがアーティストを選ぶ際に考えていることやその基準

フェスのプロデューサーがアーティストを選ぶ際に考えていることやその基準

はじめに「どうやってアーティストを選んでいるの?」「どうやったらフェスに出れるの?」と聞かれることが意外と多いので、筆を取ってみます。

まず大前提として、フェスの作り方は100人いれば100通りあるほど千差万別、多種多様です。1人のオーガナイザーが知人友人のコミュニティで企画制作することもあれば、何社もの企業が実行委員会をつくり制作会社に委託する形でつくることもあります。

アーティストのブッキ

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植物に輪廻する世界を体験する「RingNe」を紐解く①/構造編

植物に輪廻する世界を体験する「RingNe」を紐解く①/構造編

前作『KaMiNG SINGULARITY』に続く、新たな体験作品「RingNe Festival(リンネフェスティバル)」が今年から始まります。

これは人が植物に輪廻する世界を描いた物語。

2023年から2025年まで、神奈川県南足柄市を舞台に展開していきます。

企画背景

原生林にひとり佇んでいる時、老木に手を触れる時、いずれ自分もこうなっていくのだなぁという直感を昔からもっていました。

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フェスティバルはなぜ生まれたのか

フェスティバルはなぜ生まれたのか

こんにちは。あめみやゆう(@amemi_c5)です。

音楽フェスをつくっているなかで、なんだか苦労することばかりでたまにどうしてこんなこと続けているのだろうと、思ってしまう時がある。
それでも今もこうして前向きにつくりつづけているのは、音楽フェスという場や概念がもつ強烈な引力にいつも引き戻されてしまうからだ。

この記事はその引力の根源たるエネルギーの言語化をはかるため、なぜフェスティバルが生ま

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沈黙と音楽 -pechakucha nightプレゼン全文掲載-

沈黙と音楽 -pechakucha nightプレゼン全文掲載-

20枚のスライドを1枚20秒ずつ話す世界中で開催されるプレゼンイベント
「Pechakucha Night」でぺちゃくちゃした内容をそのまんま掲載します。

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こんばんは、ソーシャルフェスデザイナーのあめみやゆうです。

今日ぼくが話したいテーマは沈黙と音楽について。

同世代のもつ空気読みすぎ症候群に課題感を持っています。

いつでもスマホで正さらしきものが検索できるぼくらは、間違えること

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"無”音楽空間プロデュース       サービス”Silent it”

"無”音楽空間プロデュース       サービス”Silent it”

音楽がもっと自由になれば、人はもっと自由になれると思います。

好きな音楽を思いっきり流して、共有できる場所を探しました。

でも、公共の場ではできません。マンションやアパートでも、隣人
に迷惑がかかってしまいますし、大勢で共有できる場所ってクラブか、ライブハウスか、限られてきてしまいます。

ただそういう場所って高いんです。
チケットノルマがあったりとか、ほんの1時間借りるだけでも、気軽には借り

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