【CBA展 解説 vol.2】本物でありながら、どこまでもカジュアル。日本を「+UP」する抽象絵画。
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【CBA展 解説 vol.2】本物でありながら、どこまでもカジュアル。日本を「+UP」する抽象絵画。

CBAの作品はとても音楽的だ。鮮やかに躍動する筆致から即興性の強い作品に感じられるが、確かなビートを刻むように、その根底には理性によって導き出されたコンポジション(構成)が存在する。

普遍の美学に裏打ちされたコンポジション

20年以上グラフィックデザイナーとして活躍してきた彼にとって、構成の重要性は改めて論じるまでもないことだった。ワシリー・カンディンスキーが名著「点と線から面へ」で徹底して追い求めたコンポジションはCBAに多大な影響を与え、さらにサム・フランシスヘレン・フランケンサーラーのような、アメリカ抽象表現主義第二世代の作家の流れを汲んだ上で、独自の作品を模索してきたのである。

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テクノミュージックのビートの様に

もう一つ、CBA作品の根底にあるのが、テクノミュージックだ。音のエレメントを組み合わせて曲として完成させるその工程は、カンディンスキーの理論にも通ずる。事実、カンディンスキーは音楽に親しみ、音楽を聴きながら作品を描いていた。そして「構成」という静的な要素を「情動」的に飛躍させることで、鑑賞者に即興的な高揚感をもたらす作品が完成するのである。

世界の美術史に脈々と受け継がれる普遍の美学を追い求めたコンポジションと、瑞々しい情動が踊る有機的なエレメントによるセッション。この二つの対比を音楽を聴く様に楽しみながら、「アガる」自分を感じて欲しい。

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作家メッセージ

テクノミュージックのビートのように、様々なエレメントを並べて構成する作品が私の根幹にあります。
色や形は情動や匂いと捉えています。
抽象画が実験やチャンスだけで描かれたものでは無く構成によって生成されたものであることを楽しんでいただけたらと思っています。
是非色、形、構成を音楽を聴く様に楽しんでください。

Like the beat of techno music, I have a style of the work in bottom of myself that composes various elements.
I’m perceiving about Colors and Shapes as emotion and fragrance.
I hope you enjoy that abstract paintings were created by compositions, not only by experiments or chances.
Please enjoy the color, shape, and composition as if you were listening to music.

▶︎2021.6/7-9/7 抽象画家CBA(シーバ)の個展を公開中!

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