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2015年第21回写生会

(この記事は全文公開の投げ銭制記事です。また YADAMANIARTのブログ  にも同様の記事を載せております)

本日、2015年第21回写生会を行いました。

本日は足をのばして、神戸市立森林植物園へ行きました。

神戸市立森林植物園へは子供の時に祖母と行ったことがあります。その時もたくさんのアジサイを見た記憶があります。神戸市立森林植物園は25種、350品種、5万株のアジサイを育成展示する日本でも有数のアジサイ園です。長らく行っていませんでしたが、アジサイの季節になってきたし、広いからお寺などで描くよりも他の人を気にせずのびのび描けると思って出かけました。

森林植物園へは三宮のバスターミナルから土日祝日のみバスが出ています。しかし三宮に着いたのがバス始発の1時間も前だったので30分ほど暇つぶししてバス乗り場へ行ってみると既に行列が。どうしよう、乗れるかなと思っていたら定刻より早くバスが来ました。どうやらアジサイを観るお客さんが多そうだとのことで臨時便を出したようです。それに乗り込みました。

北野の異人館の界隈を抜けるとカーブの多い山岳道路に入り、あまりのカーブの多さにちょっとひやひやしました。でも森の中を走るのはなんだかわくわくしました。そして40分ほどで森林植物園へ着きました。

着いたらさっそくアジサイ探し。全体としてはこれからという感じでしたが、ヒメアジサイという可憐な花が咲いていました。その優しげな姿に心惹かれて、まずこれを描くことにしました。

薄い青と紫が混じったような色なので透明水彩で表現しようと頑張りました。しかし私は繊細な表現をするというのがどうもできないのか、なんだか稚拙に色を置いたみたいな絵になってしまいました。実物にはあんまり似ていません。優しさが伝わるかな……?

せっかくだからもう1種類アジサイを描きたいと、アジサイ園へ行ったらシチダンカという紫色のアジサイが満開でした。シチダンカは星が光っているみたいなアジサイで、私の好きなアジサイの一つなのでこれも迷わず描きました。

これはヒメアジサイより描きやすかったですが、花を浮き立たせようとバックに濃い色を塗ったのですがいまひとつ濃さが足りませんでした。

描き終わって昼食を食べて、今度は池を目指して歩き出しました。園内は広いだけに昼食をとったカフェから池まではかなり歩きました。でも着いてみるとスイレンやアサザ、ヒメコウホネが池一面に広がりきれいな花を咲かせていました。この池をメインに、森林と池の風景を描きました。

これも透明水彩で描きました。森林の緑が濃く出るように頑張って色々な緑を塗り重ねました。そして池はピンク、赤、黄色の点描と、わずかにのぞく微妙な色合いの水面。これが色彩豊かで、今回のスケッチではこの風景が一番好きです。


池を離れさらに歩きました。なんとニホンカモシカが飼われているというからです。たまには動物も描こうと思って行ってみると、ニホンカモシカが突っ立っていました。さらに少し離れたところにも1頭いました。柵はあるけれども動き回れる面積は広かったし、それに森の中だから、環境はいいのでしょうか。とにかくその突っ立っていたニホンカモシカをクロッキーすることにしました。しかし、ここにきてクロッキーをするつもりはなかったので仕方なくいつも花を描いているスケッチブックに5枚ほど描きました。結果は…なんだかニホンカモシカというよりブタかイノシシのような(^^;

カモシカ広場から正門まで歩いて戻りました。広いから園内を歩くだけでもちょっとしたハイキングになります。それになんといっても大きな森林。木に覆われて森林浴ができてとてもよかったです。なんだか生きるエネルギーをもらった感じです。

これから、森林浴にはまってみたいなあと、ちょっと思いました。


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