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感情の起伏が減少していないか

散歩での出来事

健康とか、ダイエットとか、いろんな名目をつけながら、週の半分は30分ほどの散歩をするようにしている。

先日、お客様へ訪問した後、少し散歩しようと外を歩いていたのだけれど、迷子の外国人の方がホテルを見失ったらしく道を尋ねてきた。
彼が尋ねるままにGoogleMapを開いて位置を検索し、道順を教えてあげたのだが、数分歩いたのちに彼はなぜか「やっぱりあれだと思うから行ってみるわ!!」という発言を残してあさっての方向に去っていった。

これ自体の是非を問いたいわけではなくて、以下のような心のいろんなところを刺激する体験だったのだ。

  • 知らない方に話しかけられる

  • 外国の方とのコミュニケーション

  • なぜか変な方向に行ってしまう

もちろん、これだけを取ると、とても緊張されたり煩わしいと思われたりする方も多いことだろうけれど、こういった非日常や感情の動きのようなものは自宅ではなかなか体験できないなと感じているし、今でも時折彼は大丈夫だったろうか、とおもいだしたりする。

リモートワークは楽だけど

会議が多いと一日中座っていることも多く、合間があればタスクをこなすか休憩するかと言った程度で、1時間くらいの空きだとなかなか家から出られないのが正直なところだ。
会議はなくても集中して仕事するタイプの方も、程よくキリのよいタイミングがなければそうなりがちな方も多いのではないだろうか。

これ自体を否定するわけでもないし、自分自身も積極的に活用しているけれど、安定性の高い空間における安定した生産性の裏には、不安定で思いもよらない出来事に出会うチャンスは減っているのだろうなとか、感情の起伏が失われた時に活力が失われたりそれこそ老いが進んだりしないだろうか(もうそろそろ40になるので。。。)とか。
中期的に人間に与える影響は必ずあるだろうなと思いながら、土曜の散歩を楽しんでいる。

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