【帰国子女教育】若き帰国子女の悩み

今回の記事は、海外に暮らし、インターナショナルスクールや現地校に通う日本人の生徒が、どうすれば元気に毎日過ごすことができるようになるのか、というお話です。

1) 仲間がいること

前にね、生徒ちゃんが

『せんせー、私ね、おんなじ学校を卒業式したことないんだよー』

ってちょっぴり悲しそうに言ったことがありました。

小学生あたりでお父様が海外赴任になったりして、他の国なんかもまわっちゃったりすると、中学生でも、2か国くらいはふつーに滞在経験があって、そーすると、モチロン入学した学校と卒業する学校は違いますよね。
幼馴染も出来にくくなるし、寂しいだろうな、って、その時思いました。

だからこそ、
『ロンドンで日本人のお友達と通った学校』*正確には学校じゃなくて塾なんだけどね(笑)。
『おんなじ環境の仲間がいる場所』を提供したいな、って思ったんです。それが、IMR Educationを設立したきっかけでもあります。

友達、っていうよりは、仲間、って感覚。いわゆる塾のライバルともまた違う。

『なんで僕だけ/私だけ英語もやって日本のお勉強もしないといけないのー?』

ってゆー考えを、少なからず子どもたちが持っているのは知っています。

『別に来たくてイギリスに来たわけじゃないのにー』


そうだよね、パパのお仕事の都合だもんね(パパも一生懸命働いてくれてるんだけど、まだわかんないもんね💦)。
もちろん、こんな話が生徒ちゃん達との会話で出れば、私もキチンと向き合って話します。

だけど、オトナ目線の理屈よりも、やっぱり
『おんなじ環境でおんなじように英語も日本語(国語)も日本式の算数も勉強している仲間がいる!』って体感しちゃえば、なんかすんなり子どもって受け入れるものなのではないでしょうか。
もちろん、それだけで解決しない問題もあるから、ひとつひとつ丁寧に対応しないといけない部分もありますが…

オトナも一緒ですよね。一緒に目標に向かって頑張れる仲間やパートナーがいたほうが、絶対そこに到達できるスピードって違うと思います。その目標が達成できたとき、喜びも分かちあえますしね。

2) 自信をつけること

少しやっかいな言葉ではありますが『自信』。
これは、自分を信じるチカラでもあります。
現地校に通い初めて、まだ英語がままならない内は、自己肯定感が下がりがちです
というのも、

日本では算数が得意だったのに、言葉がわからないがために、授業中、答えが分かっても、発言が出来ない...
サッカーもかなり上手だったはずなのに、周りとコミュニケーションが取れないから、仲間に入れてもらえない…

こんなことが毎日毎日おこるからです。

そこで、まず大切なのは、周りのオトナ達が、子ども達の可能性を疑いなく信じてあげること。

例えば算数が英語環境で出来なくなってしまったのは、能力が劣っているわけでもなんでもなくただ『言葉を知らない』、それだけ
だから、算数の用語を英語で教えてあげて、『ほら、言葉の意味さえ分かればあなたも解けるでしょ!』と、その子の能力を最大限引き出して、信じてあげるのです。『自信』というのは、本来、自分でひとつひとつ障害を乗り越えて、達成感を積み上げていくことでしかつきません。
が、いきなり英語環境に放り込まれた言葉に不自由を感じている子ども達は、その乗り越えるパワーすらも失っていることが多いのです。

そんな時こそ、親御さんや周りのオトナ達が、代わりにその子に『自信』を与えてあげることが必要となってくる訳なのです。

 
『IMR Education』では、海外生活のスタートをうまく切るために『現地校サポート』の授業も提供しております。ご興味のある方は、お気軽にお問合せ下さいませ☆

本日も読んで頂いて有難うございました♪

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