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【帰国子女教育】ロンドンの補習校と塾

『補習校に行かせるべきか』

この時期なので、最終的な決断をしないといけないご家庭も多いんじゃないかという補習校の是非。

結論から書くと、補習校の普通科は次のような人たちには向いているかなと思います。

①日本の学校の雰囲気を味あわせたい
②教科書の学習内容で、とりあえず十分
③国語だけできれば良い

簡単にいうと、しばらく日本に帰国する予定がなく、国語の教科書の内容だけでも学ばせておきたい、という場合に向いているのが補習校です。

と一口に言っても、メリット・デメリットはいくつかあるので、ロンドンで補習校に通うメリット・デメリットを順に見ていきましょう。

補習校に通うメリット

①学校行事が体験できる
②教科書内容が学べる
③学習のペースメーカーになる

といったところでしょうか。

学校行事や教科書の内容が学べることは、特に日本にしばらく帰国しない、けど日本の学校には将来通わせたいという場合には強みだと思います。
日本の中学校や高校に入って、周りの子達が知っている小学校で習ったことや行事の話題にも付いていきやすくなりますし、何より日本の学校に馴染みやすくなるかもしれません。

他にも決まった時間に補習校に通うことは、学習のペースをつかむのにはメリットがあります。通信教育や家庭学習だとなかなか学習を習慣づけるのは難しいですが、補習校なら友達もいるし、学校が出した宿題をやることで勉強のペースはつかみやすくなります
(ただしこれらは後述する塾でも可能です)。

補習校に通うデメリット

①土曜日の時間を拘束される
②宿題の量が膨大
③算数など他教科の授業がない(国語だけ)

土曜日の補習校は、朝9時過ぎから国語のみ3時間、めいっぱい潰れます。一週間の指導内容を土曜日でぜーんぶ網羅する形になるので、宿題も半端なく出ます

私は個人的に、学校の先生ではないため、どれだけ授業に価値を投入できるか、ってことをまず考えてしまいます。そういう訳で、宿題をたくさん出して、それをやりこなさないと力がつかない、っていうやり方は、正直あまり好きではないのです。極端な話、授業に出てるだけで成績があがることを目指さないと、大切な時間を削って、授業に出席する意味がないわけです。
授業の価値が低ければ、低学年の内容とか教科書の勉強なんて、家で出来るって話にもなりかねないですしね。

補習校に通わない、という選択

というわけで

しばらく日本に帰国する予定がないし、とりあえず日本の学校の雰囲気を味あわせたい!
学習内容は教科書の範囲で十分(=中学受験は視野に入れない)!

という方には、補習校はお勧めなんだろうなと思います。

一方で、それ以上の、例えば国語も算数もバランスよく短時間で学ばせたい教科書以上の内容を踏み込んで学習させたい、場合は、別の選択肢が必要だと思います。

別の選択肢にも色々あります。塾、家庭教師、通信教育、etc...

学習のペースを維持したい
国語以外(算数・英検対策など)もみて欲しい
宿題は少ない方がいい
中学受験を意識したい

という場合は、家庭教師がオススメです。
ちなみに当塾、IMR Educationでは 現在、塾の生徒も家庭教師の生徒も募集しております(宣伝)


もちろん他にもロンドンには他にも塾はありますから是非調べてみてください。
ちなみに家庭教師は個別に様々なニーズに対応できるのがメリットかな、と思いますね。

まとめ

結局、補習校にせよ、塾にせよ、土曜日の午前中を、価値ある3時間にしないとね、という話です。

だってロンドンに住む日本人子女って忙しいですよね。学校もあるし、スポーツもするし、習い事もあるし。そんな中で貴重な土曜日の3時間を使うわけだから、補習校に行くのか、塾に行くのか、選択肢は目的に合わせて慎重に選ばないと

宿題も、ただこなせばいい訳じゃないんです。それを通して、何が出来なくて補強しないといけないのか、、生徒も講師も把握しなきゃなんないんです。

でないと、そこに通う意味ってないような気がしませんか?

©︎2020 IMR Education Ltd.


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