見出し画像

家族揃って異世界転移しました:第二話:まずは落ち着こう


登場人物:関西人の仲良し3人家族。
・マコト:主人公。26歳。営業マン。超能天気。オタク。ドジ。
・ヒロミ:妻。26歳。超元ヤン。料理上手。手先が器用。頭がいい。
・ヒマワリ:2歳半。言語達者。天真爛漫。


これは
家ごと転移した家族のほのぼの異世界スローライフ話です。


前回のあらすじ
・朝目が覚めて外を見ると見知らぬ大自然が広がっていた。


ケトルでお湯を沸かしコーヒーを入れる。
マコト
「まぁ飲んで落ち着こう」
「落ち着いてみたらいつもの風景に戻るかもw」

ヒロミ
「んなわけあるか!」
知らないところでもキレのいいビンタだ。

ヒマワリ
「パパちゃんいたた?」

マコト
「パパちゃん平気よw」

ヒマワリ
「そっかwじゃあ〜お外行こっか!」

マコト
「行きたいよね〜でもね〜ちょっとママちゃんとお話しするから待っててくれる〜?」

ヒマワリ
「ん〜そしたらお料理しとくわ!」
「ヒーちゃんがお弁当作るから、べ〜しないよ!?」

マコト
「わかった!頼んだよ!」

ヒマワリ
「うん!」

そういっておままごとキッチンへ向かっておもちゃの人参を切り始めるヒマワリ。

ヒロミ
「んな能天気なこと言ってる場合じゃなくない?」

半ギレで詰めてくる妻ヒロミ。
今はふざけすぎると怒られるので一つ一つ現状を確認していく。

ここは旦那として家族を安心させないといけない大事なところだ。
少しキリッとして話だす。

マコト
「夢か現実かで言うと現実だと思う」
「いててててててっ!」

ヒロミ
「ふざけた顔をやめてみよっか!!!?」

マコト
「すみません!真面目に話してます!起きてます!現実です!』

危うくちぎれるところだ。

マコト
「まず、落ち着こう」

ヒロミ
「落ち着いてられないから!バカなの!?」

マコト
「家族3人揃って我が家に居るんだから大丈夫でしょ?」

ヒロミ
「それはそうだけど。。。」

マコト
「やることは3つだけ」

ヒロミ
「3つ?」

紙に書いて説明する
マコト
「大きく分けると①安全の確保、②生活水準の確保、③情報収集」
「どこでもやることは同じだよ」
「家族が安全に過ごせるのか、生活できるのか、どう言う現状なのか」
「これさえわかれば大丈夫」

ヒロミ
「確かに。。。」

マコト
「家にいるんだから生活水準の確保は問題なし」
「今すぐ飢え死にすることはないと言う水準はクリア」
「今お湯沸かせたしね」
「いずれ食料が尽きるから大切だけど優先順位は一番下」

ヒロミ
「ふむ」
腕を組んで顎に手を当て頷く話を聞いている。
表情を見ると少し落ち着いてきてるようだ。

マコト
「あとは外が安全なのかと現状の把握だけだ」
「先に現状の把握だね」
「外が安全かを確認するのは窓から見える範囲だけにしておこう」

ヒロミ
「外の確認の方が先じゃないの?」

マコト
「今外に飛び出してクマでも出てきたらやばくない?」
「気になるのはわかるけど、何かあっても対処できない」
「それよりも今家の周辺はどうなってて、家の中に変化はないのか」
「自分たちが置かれてる現状をある程度知る方が重要かな」
「例えばさ電気がついて、水が出てる」
「オール電化だからガスは関係ないとして」
「太陽光パネルと蓄電池は生きてる証拠だね」

ヒロミ
「そ、そうね。。。」

マコト
「このくらいの日差しが続くなら夜でも電気使えるくらいには蓄電できるはず」
「でもなんで水は出るんだろ?」
「家ごと知らないところにいるなら水道管がキレてるはずなんだよね。。。」

ヒロミ
「確かに不思議ね」

マコト
「どこかに水が繋がってるはずなんだよ」
「後入ってくる水も不思議だけど、出て行く水がどこに繋がっているのか。。。」
「ね?現状の把握すると落ち着いてくるでしょ?」

ヒロミ
「始めから落ち着いてるわよ!」
少し恥ずかしそうな顔をしてる。
どうやら穏やかになってきたようだ。


マコト
「ちなみにスマホは圏外。ワイファイも使えない」

ヒロミ
「え、やだ。ほんと。。。」

マコト
「録音とかカメラは使えるから思い出はいっぱい取れるよw」

ヒロミ
「真面目に喋れ」
ガシッとアイアンクローされて怒られた。

マコト
「す、すみません」
「とりあえず家の中見て回ろっか」
「見るポイントは3つ」
「①いつも通りの家の中かどうか、②武器になるもの、③身を守るのに使えるもの」
「これに当たるものを集めていこう」
「じゃあ3階からね」

ヒロミ
「わ、わかった」
うん。落ち着いてくれてよかった。
まだ不安は拭えたわけはないけど家族の方向性を一致させるのは大切なことだ。

マコト
「ひ〜〜まちゅわ〜〜ん!」

ヒマワリ
「は〜い!パパちゃん!」

マコト
「3階行って探検ごっこするよ〜w」
「上のお部屋行って宝物探すよ〜〜w行く?w」

ヒマワリ
「いく!何かあるかな!?」

マコト
「何があるかな〜?wみんなで探そっかw」

ヒマワリ
「うん!」

マコト
「はい!そしたらママちゃんとお手手繋いで階段上がるよ〜!」

ヒマワリ
「うん!ママちゃん抱っこして!」

ヒロミ
「はいはい」
「・・・」
「ありがと。。。」

マコト
「ん?何か言った?」

ヒロミ
「何にもない!早く上がるよ!」

マコト
「ゴーゴーw」

ヒマワリ
「ゴーゴー!」

さて
ここからが大変だな。
不安山積みだが家族を守ることだけ考えよう。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

3
育児の傍youtube漫画のシナリオライターをしています。シナリオの書き方や育児についての記事を投稿していきます。

この記事が入っているマガジン

家族揃って異世界転移しました
家族揃って異世界転移しました
  • 11本

これは 家ごと転移した仲良し3人家族のほのぼの異世界スローライフ話です。

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。