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家族揃って異世界転移しました:第一話:目覚めればそこは

これは
家ごと転移した家族のほのぼの異世界スローライフ話です。

登場人物:関西人の仲良し3人家族。
・マコト:主人公。26歳。営業マン。超能天気。オタク。ドジ。
・ヒロミ:妻。26歳。超元ヤン。料理上手。手先が器用。頭がいい。
・ヒマワリ:2歳半。言語達者。天真爛漫。


ピッピッピッ!
ピッピッピッ!
ピッピッピッ!

いつもの時間に目覚ましが鳴り響く。
今日も一日の始まりだ。

妻と娘はまだ寝ている。
今のうちに朝食を準備しておくか。

マコト
「今日はフレンチトーストにするか」
手際は良く調理して準備完了。

そうこうしているうちにドタドタと足音が聞こえてくる。

ヒマワリ
「パパちゃん!おはよ〜〜!」

マコト
「はい。おはよ〜」

ヒロミ
「おはよ〜」

マコト
「おはよ〜。朝食できてるけど食べる?」

ヒロミ
「歯磨きしてくる」

マコト
「あ、はいはい」

妻のヒロミは超絶な元ヤンなので根っからの夜行性。
産前産後に生活リズムを整えたが、今でも朝は弱い。
仕事に間に合うように起きてくるだけで花丸だ。

ヒマワリ
「パパちゃん!バナナも食べる!」

マコト
「はいはい笑」

娘のヒマワリは今日も元気に癒してくれる。
2歳半とは思えないほどしっかりと話ができる。

マコト
「おいしい?」

ヒマワリ
「パパちゃんが作ったからおいしいわ〜!」

マコト
「そうかそうか」

ヒロミ
「あんまり味ない。砂糖」

マコト
「はいはい」
素早く砂糖を持ってきて渡す。

ヒロミ
「ん」
好きな分だけ取ったら直してこいという顔をする。
結婚して早3年。それくらいのことは雰囲気でわかる。

マコト
「さてっと。そしたら僕は仕事行ってくるね」

ヒマワリ
「パパちゃんタッチ!」
そう行って必ずハイタッチを求めてくる娘。

マコト
「行ってくるよ!タッチ!」

ヒマワリ
「早く帰ってきてね!」

マコト
「はいよw」
「そしたら今日も頼んだよ」

ヒロミ
「はいよ。気をつけて」

自転車で職場に向かう。

大学を卒業して入った会社は超絶ブラック。
朝の7時から終電まで働いて、土日出勤も当たり前。
給料はそれなりだったので家を買って早々に退職。

今の職場は自転車10分。
家から近く、残業が少ないからという理由で選んだ。
おかげで仕事も家庭も両立ができている。

マコト
「さ〜てと今日もサクッと働いてサクッと帰りますか〜」

仕事内容は嫌いじゃない。
契約を取ってお客さんから感謝されれば嬉しい。
家族と家のローンのために必死で働くのみだ。

マコト
「たっだいま〜」

ヒマワリ
「パパちゃ〜〜ん!おかえり〜〜!」

マコト
「ヒマちゃ〜〜ん!ただいま〜〜!」

帰ってきたらまずは抱っこで高い高い。
いつまでこうやって寄ってきてくれるんだろうか。。。
娘が大きくなってからも母親とは女友達感覚になることは多い。
でも父親は問答無用で嫌われる。
寄って来てくれるうちにスキンシップをとっておかねば。

ヒロミ
「はいはい。さっとご飯食べてお風呂入ろ」

マコト
「あ、はいはい」
「いっただっきま〜す」

妻の料理は凄くおいしい。
この料理のおかげて毎日元気に働けている。

前の会社では娘の寝顔しか見れなかったが今は違う。
毎日一緒に夜ご飯を食べて、毎日一緒にお風呂に入る。
家族団欒を今日も満喫。

明日は土曜日。
朝からお弁当作って公園行こう。
シャボン玉とボールとお砂場セットだな。
そんなことを考え話しながら3人川の字になって眠りにつく。

ゴッ!
マコト
「いた!」
娘のかかと落としを鼻に食らって目が覚めた。
なんで子供ってこんなに動くんだ?
朝起きると必ず頭と足の位置が逆さになっている。

マコト
「丁度いいや。今からお弁当用意するか」

娘と妻を寝室に残して準備を始める。
シャーッ!
カーテンを開けて窓を開けて空気入れ替え。
今日もいい天気だ。

マコト
「ん?あれ?森?」
目をこすってみるが間違いない。
向かいの家がなくなっている。

マコト
「ふむ。。。」

とりあえず妻と娘を起こしに行く。

マコト
「ねね。起きて」

ヒロミ
「なんなん?まだ6時半やん」
「10時に起こして」

マコト
「え?あ、うん。。。って寝過ぎやろw」
「ちょっとさ。外見てみて」

ヒロミ
「何よ?」
「・・・」
「え?どこ?」

どうやら僕の見間違いではないらしい。窓から見える景色は緑一色。
一面に木々が生い茂っている。

ヒロミ
「ちょっと!これどういうことよ!」
僕の胸ぐらを掴んで外を指差す妻。

マコト
「どうと聞かれてもわかんないよ〜」
「く、苦しい〜〜」

騒いでると娘が目覚めた。

ヒマワリ
「何してんの〜〜?」
「はっ!公園!?」
「ヒーちゃん寝てる間にブーブー(車)乗って来たの!?」

ヒロミ
「違う!!!」

焦りまくって思わず大きな声を出す妻。

ヒマワリ
「ふぇぇぇぇぇん!」
妻の気迫にビビって泣き出す娘。

マコト
「く、苦しいよ〜」
胸ぐら締まりすぎて死にそうな私。

何が何だかわからないけど
とにかく見たことのないところへ来てしまったことは間違いないようだ。

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育児の傍youtube漫画のシナリオライターをしています。シナリオの書き方や育児についての記事を投稿していきます。

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これは 家ごと転移した仲良し3人家族のほのぼの異世界スローライフ話です。

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